小籠包を食べます、阿杏!

新宿で昼。ひさしぶりに「阿杏」を選ぶ。
女性点心師が働く小さなお店。小籠包がおいしいので有名な店でたまに来る。
テーブルが6つくらいしか無い店だからランチのピークになると混雑するのでピークを外す。厨房の中は準備万端。メニューをみます。
ワンプレートランチがあったり、麺に小籠包がついたセットがあったりとメニューは豊富。小籠包には蒸したの、焼いたのと2種類あって、どちらもおいしくちょっと迷います。特に分厚い生地がこんがり揚がったように焼きけた焼き小龍包は独特で、とはいえせいろに入って湯気をたてつつやってくる蒸し小籠包も捨てがたい。悩んで結局定番の蒸し小籠包のセットにします。

せいろに四個。
湯気がもうもう、レンズが煙る。
ポッテリ、少々小さめで熱々でなければパクっと一口サイズ。
てっぺんの生地が折り重なった分厚い部分をそっと持ち、レンゲにのっけて様子を観察。
薄皮生地の中にタプンと揺れるスープが見て取れる。
細切り生姜に酢醤油をかけ、レンゲにのせた小籠包に添える。
生地にちょっと傷をつけ、中から染み出すスープをチュチュっ。豚肉の上等な旨味と脂の甘みが口に広がる。このスープを作るための小さな装置が小麦の生地で作られた薄皮なんだ…、ってしみじみ思う。
皮はプルンとなめらかで中にくるまれた豚ひき肉はしっとりとろける。生姜がシャキッと口の中に刺激をくれてウットリするようなオゴチソウ。

小籠包にメインがひとつ。ご飯とスープ、中華惣菜の小鉢に杏仁豆腐でひと揃え。10種類くらいの料理の中から酢豚を選ぶ。
ここの酢豚は懐かし系。ケチャップベースで酸味がツーンっと鋭い仕上がり。玉ねぎ、ピーマン、パプリカと一緒にカラッと揚がった豚肉たっぷり。塊じゃなくて細くて薄めに切り分けられた豚バラ肉で、揚がった衣にタレがからんでご飯が進む。
玉ねぎ、ピーマンがほぼ生というのもここの特徴。辛い玉ねぎが甘いソースをまとっておいしい。ポッテリとした卵スープもおいしくて昼のお腹がたのしく満ちる。オキニイリ。

 

関連ランキング:飲茶・点心 | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。