冷たい雨の肌寒い朝、珈琲貴族であったまる。

寒い朝です。しかも雨。
天気予報によると、今日の東京は札幌よりも寒いんだという。
本当に不思議な今年の春。
ベッドの中でベックシュイ、大きなくしゃみが出たあとブルッとしました。厚着で表にでて朝ご飯。
あったかな朝にしたくて新宿三丁目の珈琲貴族エジンバラに来た。
ちょっと高めの値段設定の喫茶店。でも朝の時間にはほどよき値段の朝食セットが用意されてて、しかもブレンドコーヒーならば11時までおかわり自由。それでか雨の朝というのに結構ニギヤカ。
写真を撮ってたら近所のテーブルにいた青い目さんと目があって、どこからですか?と聞いたらなんとオーストラリアから。東京に来たら、期待とずっと思ってた。理由はInstagramにのっていたココの写真にビックリし、その実態を確かめにきたというのであります。インターネットの時代になってから世界は小さい。オモシロイ。

ちなみにその写真というのがカフェオレを入れるシーンを撮ったもの。確かに独特。
ピカピカに磨いた銀のポットを2つ。
ひとつにミルク。
ひとつにコーヒーを入れたポットを掲げてテーブルの上に置いたカップの上に注ぎ入れる。
最初はミルク。途中からコーヒーも一緒に注いで最後はミルクでしめくくる。
しかも高く、高くポットを捧げるように持ち上げ、放物線を描く細い2本の筋がカップの上で交差させる。
そうすることで泡がふっくら、カップの上にふくらむように浮かんで仕上がる。

何度見ても感心します。その手際とカップの中の様子もステキではあるけれど、それをニコニコ、ずっと笑顔で注ぎ続ける姿がステキ。
ボクが写真を撮ってたら、件のオーストラリアからきたご機嫌紳士が今日の二枚目!ってカメラを構える。撮影会のような様子にみんなで笑う。なんか、ご機嫌。オモシロイ。

今日の泡もふっくらゴージャス。
高いところから注がれて、カップの中で空気と混じり合って仕上がるカフェオレです。
だから熱々というよりあったか。
適温。
最初の一口からおいしく楽しむことができる温度になってる。

口をつけると泡がプチプチ壊れながら、中からミルクコーヒーの香りがフワッとただよってくる。
朝のお腹にあったかなモノ。
香り豊かで、体と一緒に気持ちも温めてくれるモノって本当にウレシイ。
例えば朝の味噌汁も、そういう存在。
アリガタイ。

セットの食事が続いてどうぞとやってくる。
厚切りのイギリスパンをこんがり焼いたトーストに玉子一個の目玉焼き。細かく刻んだベーコンと野菜サラダという盛り合わせ。
玉子は蒸し焼き。
白身はしっかり固まっていて、黄身もネットリ。ほどよく半熟。パンにのっけて食べると、バターと玉子の旨みが一緒に口に広がりとろけるおいしさ。
玉子の黄身ってトーストをたのしむための最高のソースなんだ…、ってウットリします。口溶けのよいイギリスパンの塩の旨みとバターの風味。朝のゴチソウ…、ニッコリします。

パン一枚を3つに切って盛り付けている。2切れ分は玉子やサラダと一緒にたのしんで、最後の一切れ。山高のてっぺん部分にジャムをのっけて甘くたのしむ。焦げ具合がひときわ良くて、だからサクサク、前歯で歯切れる感じがたのしい。
そうだ、カフェオレにひたして食べようと、気づいたときには最後の二口分ほどしか残ってなくって、浸そうとするもいささかパンが短い。それでポトンとパンをカップの中に落として、カフェオレ吸わせてスプーンですくう。口の中を満たすカフェオレ、小麦の香り。体がおいしく潤って、寒さもなんだかたのしく感じる、朝のコト。

 

関連ランキング:カフェ | 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。