安芸路酔心、小いわし丼が入荷しました!

昼も新宿。ひさしぶりに安芸路酔心。
上等な広島料理のレストラン。厨房の中には経験豊富な調理人。ホールには和服を着こなす女性スタッフ。
お店の雰囲気は落ち着いていて、お客様も落ち着いた年齢のおばさま、おじさま。昼からビールや日本酒で時間をのんびりたのしむ人でにぎわっている。
入り口の前にメニューボードが置かれています。
実はくるまで、今日は寒いから熱々のにゅうめんか釜飯を食べようか…、って思ってた。ところがなんと今日は小いわし丼があるという。
鮮度が命の小いわしです。入荷が無いことが多くて今日はそわそわしちゃった。当然、それをランチにします。あとからやってくる人たちも「あぁ、今日は小いわしがあるんだ」と小いわし丼をたのむ人多し。しかも貴重な名物、限定品でありながら1000円もせぬお値打ち料理。

四角いお重がやってきます。
蓋して漬物、汁のお椀でひと揃え。
なんだけど…。
ちょっとあれっ、て思います。
以前はそれが大きなお膳にのって来ていた。
ところが今日のは深くて小さい。
おそらく松花堂かなにかの器の蓋の部分をひっくり返して使っているのでありましょう。
中に収まる器がちょっと窮屈げ。

蓋をあけると中の料理のうつくしさは昔のまんま。小さないわしの鱗をとって、指で腹をしごいて開く。ひとつひとつは小指の大きさほどもなく、それがズラリとご飯を覆う。醤油にしっかり漬け込まれ身は飴色に皮はキラキラ、鈍く光って食欲さそう。広島の細くて香り豊かなネギを刻んでたっぷりちらす。

ネギをたっぷり、イワシの上にのっけてパクリ。すべすべとしたイワシの肌が舌に触ってひんやりさせる。噛むとザクッと歯切れてとろり。パラリ、ご飯と一緒になって消えていく。
ネギのシャキシャキした食感とみずみずしさがよきアクセント。
サイドの漬物は柴漬け。一緒に昆布の佃煮。ちなみにこの昆布は出しをとったあとの昆布をコトコト煮込んで作ったもので、始末を感じるプロ仕事。どっしりとした出汁の風味がおいしい味噌汁でお腹をあっため〆とする。

 

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次の仕事までちょっとぼんやり。オキニイリのスタバにきてみる。
最近はじまったムースドフォームラテをたのんだ。
ラテの上にポッテリとしたミルクの泡をのっけて仕上げる冷たい飲み物。しかも先日、中目黒にオープンしたばかりのスタバ的テーマパーク、トーキョーロースタリーでローストしたコーヒー豆の皮と豆を加えて作ったコーヒーシュガーをちらして飾る。
苦くて甘くて、香りさわやか、香ばしい。
そのロースタリー。下手をすると2時間超えの待ち時間らしくて、またなくてすむようになったら行ってみようかと思ってる。桜の花が咲くまではおそらく絶対ムリな相談。海水浴ができる頃?それとも紅葉が咲く頃かなぁ…、って思ったりする。どうだろう。
それにしてもこの泡、あまりになめらかで頑丈で、本当に飲んで危険じゃないのかしらってやっぱり思う。おそろしい(笑)。

コメント

  1. めるば

    中目黒の目黒川沿いは駅着いたらまず代官山側に渡されて、そのまま池尻大橋方向に歩かされ、その後祐天寺側の川沿いを歩かされるという、屋台のスーパーボールか流しそうめんのような扱いをされるようになってしまったので、目黒川の花見は最近足が遠のいておりますwww

  2. サカキシンイチロウ

    めるばさん
    もともと中目黒という街はあまり得意でなく、いいよと言われたお店も実際行くと一向にいいと思えぬ不思議なエリア。
    ずっとアウェイでいるのもいいかと思っております。ロースタリーが早くまともな場所にできないかしら。そう言えばブルーボトルも青山に出てくるまで未体験だったことを思い出しました。

  3. すうさん

    私も中目黒が苦手です。理由はこれと言って無いのですが。
    好きな土地、苦手な土地ってありますよね(‘ω’)

    • サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      理由があるわけではないのです。でも苦手。
      同じような街に恵比寿と自由が丘があるような気もします…。

      • すうさん

        おー!!
        仰る通りです(笑)

  4. koku

    小いわし丼うらやましい懐かしい・・・学生時代は広島だったんでよく食べに行ってました。
    私は食べに行けない提供時間なので完全に諦めモードですが、都内でしかもお昼時にこれを出し続けるのは骨が折れるだろうになあと感心します。
    瀬戸内料理を出すお店は都内にたくさんありますが、これは本当に見つかりません。

    • サカキシンイチロウ

      kokuさん
      地味な料理ですよね。広島ならば当たり前のことが東京ではとても贅沢で貴重なコト。しかも値段がとれる料理でもなくなのに提供し続ける。瀬戸内料理店としての気概を感じます。

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