味噌ラーメンにエビフライをのっけてみました…。

四谷で野暮用。散歩しながら帰ろうとテクテクしてたら見慣れぬ看板。
「雷雷らーめん」って屋号の店で、そういえばうちの近所の鯛塩ラーメンの名店「灯火」が最近、味噌ラーメンの店を出したと聞いていたけど、それがココ。
改装前は「太陽のトマト麺」があった場所。すっかり店の雰囲気変わって、コンパクトな厨房にカウンター。テーブル席も幾つかできて居心地のよい店になってる。
ただ固定のテーブル、席も固定のベンチチェア。ボクが座ったベンチとテーブルの間が狭くてベンチの背中に肘をつけるとテーブルにゲンコがちょうどくっつく程度の幅しかないのネ。デブは座っちゃいけない席?…、ってちょっと笑った。お腹引っ込めキッチリ座る。
ちなみに東京にあって味噌ラーメンを売り物にする店は少数派。行列のできるお店がたまにあるものの挑戦的。

味噌ラーメンには具材を炒めて鍋の中で味を整えて作るお店と、スープはスープ、具材は具材で仕上げる店の2種類がある。ココは後者で、スープの中に麺の沈めて、炙った叉焼、茹でたもやしにキャベツ、味玉、メンマを並べて仕上げるタイプ。スープは甘くて香ばしい。味噌のポッテリした味わいに豆の繊維を微かに感じるとろける感じがなかなかに良い。
麺は厚めの平打ち麺。若干よじれて、ところどころの太さ、厚さが不揃いでそれがチュルチュル唇撫でてお腹の中にスルンと流れ込んでくる。最後に脂の香りがフワリ。濃厚味にウットリします。トッピングが多彩にそろってもいて、チーズをかけるとおいしんですよ…、というので使ってみると酸味と旨みでコクがでる。考えてみれば味噌もチーズも発酵食品。だから相性がいいのも当然なのかもしれません。

感心するのがこの会社。
何軒もラーメン店をやりながらすべての店が違ったラーメンをテーマにしていて、それにあわせて麺やメンマ、叉焼とどれも違ったもので仕上げる。
例えばここのメンマは味が強めで甘い。
叉焼は蒸し焼きにして仕上げた分厚く脂がとろけるタイプのもので、豚の匂いが強めで味噌にピッタリとくる。
それぞれスープに最適化された具材をあわせる。チェーンではなく正しい多店化。いいなと思う。

普通の味噌ラーメンをベースに何種類化のスープアレンジが揃ってる。
辛口の味噌や胡麻の味噌。
今の一番推しというのが「えび味噌ラーメン」で、それもたのんだ。
エビ風味のラーメンはここ数年流行りのラーメン。もっとおいしく、もっと風味豊かにを追求していくと、鯛とかエビとか蟹とかといった旨味の強い海のものへと向かってく。で、ここのエビラーメンが出てきてひっくりかえるほどびっくりしました。だって、上にエビフライが乗ってくるんだもん。スープ自体のエビの香りもさることながら、エビフライから漂ってくる油とエビの香りのなんともおいしいこと。あぁ、このやり方もあったんだ…、って感心しました。オモシロイ。

餃子や鶏の唐揚げもある。特に鶏の唐揚げが売り物らしく、その謳い文句がが「一個60gで100円」という。確かにゴロンと大きくて、鶏もも肉を開いて筋をキレイにきって、皮を内側に巻き込むように筒状にして切り、揚げたもの。味がしっかり入ってて、片栗粉をまとわせ揚げてて表面サクッ。
試しに味噌ラーメンの汁にひたして食べてみると、衣がトロンととろけてなめらか。みずみずしさが一層際立つ。唐揚げ、エビフライ、それから味玉をお皿にのっけて写真を撮ると、これが見事な酒の肴の一皿になる。よく出来てるなぁ…、って思いもしました。オキニイリ。

 

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