友人の胃袋借りて貝を焼く

友人と誘い合ってランチを食べる。場所は新宿の磯丸水産。
おかずがドーンッ、ご飯がドーンッ、汁がドーンッって定食よりも、いろんな料理を好きに選んで組み合わせられる居酒屋の自由なところがが今のボクにはありがたい。
ただほとんどの居酒屋の昼は定食。居酒屋使いはできないシステム。
ところが磯丸水産は一日中、居酒屋メニューが注文できる。ただひとりじゃその特徴を堪能できず友人を誘って昼をたのしむことにした次第。
友人もボクも貝が大好き。それでまず「貝盛り合わせ」っていうのをたのむ。白蛤に帆立にサザエ、ホッキがそれぞれ2ピースずつ。貝殻に入って活きた状態でやってきて、自分で焼く。夜なら焼き上がるのを待ちながら酒をちびりちびりと飲むことになる。でも今は昼。しかもふたりともあまり酒は飲まないからボクは青汁、友人は烏龍茶。ひたすらお腹をならしてグーグー焼いた(笑)。

魚は焼き損じがかなりの確率でできちゃうからハードルが高い。浜焼き盛り合わせって似たような商品があって、貝だけじゃなくイカやエビが焼けるのだけど、魚に比べればそれらも焼き損じが少ない食材。
「焼かせる」のが目的じゃなくて「上手に焼いてもらう」ことが目的の商品構成って、悪くないなぁ…、ってお勉強。
それにしても白蛤。メニューに「ホンビノス貝」とも書かれてて最近目立って増えてきた。船が外国から日本に連れてやってきた外来種。安くてはまぐりによく似た味わい。しかも砂抜きをしなくてすむから使い勝手もよくて重宝。磯の風味をたのしみ食べる。

貝を焼いて食べても「貝が好き」って気持ちはなかなかおさまらぬ。
それで「白蛤の酒蒸し」を注文しました。
貝の酒蒸しって、シンプルなだけに貝のおいしさが際立つようで、メニューにみつけるとたのんじゃう。
ご飯のおかずになるわけでなく、殻から身だけをせせって食べるのは面倒くさいといえなくないけど、その面倒がおゴチソウ。
チュプンとしゃぶってペロンと剥いでチャリンと殻を器に捨てる。チュプンペロンチャリンチュプンペロンチャリンとリズムにのって食べていく。
つぶ貝の刺し身とスルメの天ぷらをたのんでつまむ。パリパリの衣をまとったスルメは大好物で昔だったらひとりで全部食べちゃうところ、今日はおそるおそる5本ほどで気を済ます。

海ぶどうをたのんでみるとボウルにたっぷり、スライスオニオンと一緒にやってくる。塩辛いかと思って一房つまんでみると塩はすっかり抜けていてプチプチ壊れてねっとりとろける。スライスオニオンの血液サラサラ効果を信じて一緒にパクリ。冷やしトマトで口とお腹をみずみずしくした。
そろそろ〆。先月末から「生さんまフェア」をやってて、焼いたサンマをおかずにします。ご飯とあおさの味噌汁のごはんセットをもらって勝手定食のようにした。ご飯の上に酒蒸しのホンビノス貝をのっけてハフハフ食べてお腹いっぱい。
友人の胃袋借りていろんな料理をちょっとづつたのしんだ昼。ありがたし。

 

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