南仏オレ、かつ丼、餅入りカレー南蛮、海老天のっけ

今日は東京の街を行ったり来たり。千駄ヶ谷からはじまって表参道で一仕事。銀座線にのって銀座で今日の〆。
みゆき館でお茶をする。
銀座に五軒。南仏風をテーマに、瀟洒な雰囲気の喫茶店。モンブランがおいしいというので名を売っていて、お土産、差し入れにとまとめ買いをする人がやってきたりする。座り心地のよい椅子に銀座にしては広い通路のお陰で、ぼんやりするにも話をするにも使い勝手がいいのがうれしい。
カフェオレもらう。今どき、カフェラテでなくてカフェオレというのが南仏風の喫茶店の面目躍如たるところ。沸かしたミルクと濃い目に入れたコーヒーを鍋であわせて仕上げたカフェオレ。甘くて苦くて風味豊か。気持ちまでもがあったかくなる、午後のゴチソウ。のんびりと。

 

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夜は家の近所の尾張屋で、そばにカツ丼。
いつもひと組、ふた組程度しかお客様のいないのんびりした店。ところが今日はほぼ満席。
座った席の隣には漬物つまみに清酒を飲んでのんびりしているシニアな紳士。お調子一本が終わるか終わらぬかのタイミングで待ち人来る。
呉服を召した色っぽい女性でらした。艶っぽい。
蕎麦屋で人待ち。しかも日本酒。やってきたご婦人に蕎麦をすすめて自分はおちょうしもう一本と、なんと大人でかっこいい。
きしめんがおいしい店で、煮込みきしめんが人気だったりする。ムチムチした手打ちのきしめんに味噌がからんで野菜もタップリとれておいしい。鍋焼きうどんもきしめん直りがおいしかったりするのもたのしい。ただうどんも蕎麦も自家製麺で、しっかりしてる。いいお店。

いつものようにカレー南蛮蕎麦にカツ丼。
かつ丼をお願いしますっていうと何も言わなくても「玉子かためで!」と厨房の方に注文が通ってく。
カレー南蛮には大抵、海老天一本乗せてもらう。今日も海老天一本。それに餅も一枚と注文をする。お餅もですか?って意外な顔のちニッコリという、おいしくたのしいコミュニケーション。
どちらも同時にやってくる。二人で仲良く分け分けしながら食べるにとてもありがたい。それにしてもカレー南蛮そばの雄々しき姿。大きなエビの天ぷらが上にのっかりなのにまるで沈まず堂々とずっと位置を保っているのにウットリします。さぁ、食べる。

ココのかつ丼は典型的なる蕎麦屋のカツ丼。揚げ置きにしたとんかつに出汁とかえしをたっぷり吸わせてふっくら仕上げる。とんかつ以外は玉ねぎだけ。シャキシャキ感を残してよく煮て色は飴色。玉子もしっとり、汁まみれ。ココの出汁はかなり濃厚。昆布に雑節、いりこ少々。返しは甘みと醤油の風味のバランスがよく、その汁ザブザブ、ご飯を濡らす。ふっかりとした衣と一緒に豚ロース肉が歯切れてご飯と一緒にクチャっと潰れるおいしさ。
カレー南蛮に浮かんだ餅。ネットリとろけて蕎麦と渾然一体となる。餅に汁がしみこんで、口に運ぶと一緒に汁がたっぷり口へと運び込まれる。尻尾の大きなエビの天ぷら。衣で増量したわけでなく、エビを伸ばしたわけでもなくて正真正銘エビが大きな天ぷらで、尻尾は嘘をつかないからなぁ…、って思ってニッコリ。満たされる。

 

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