利久のお昼、おやつのバーキン

東京駅で人と会う。会う前に昼を食べておこうと利久を選ぶ。
いつも混雑している店で、ところが今日はタイミングが良かったのか3組まっての案内となる。分厚く切って焼いた「極み」を食べておこうとそれでそれ。
「とろろ」をつけるかどうか迷ってメニューをみたら「出汁とろろ」っていうのがあった。

仙台の利久では昔からとろろといえば出汁であらかじめ割った山芋とろろが出てた。関東圏ではそれが味をつけない山芋とろろを出してたんだけど、やっと関東でも出汁とろろを食べることが出来るようになったというのはステキなコト。牛たん3枚、6切れ焼いてもらってそれに麦飯、とろろにテールスープ。牛たんの端材を炊いた佃煮風がついて朝のひと揃え。こうして全部が揃うのにちょうど5分というのも見事。

分厚く、深く包丁で切り目を入れた牛たんです。炭で焼かれて表面こんがり、芯の部分はロゼ色です。それがなんともうつくしく食欲そそる。さて、この6切れをどの順番で食べようか…、と、牛たんを食べるときには必ず思う。
牛たんは場所によって硬さ、食感が変わって当然。一皿に並んだ牛たんもすべてが同じ状態かというとそうではなくて、できれば最後に一番やわらかくって肉汁タップリのところを残して食べたいもの。
6枚並んだ一番上。右手のたんは分厚く焼き色キレイに仕上がる。左に、下に行くに従い個体は小さく、固くなってく。盛り付けたときの見栄えを考えるとそうなるんだというコトで、だから食べる順番は下から徐々に上に向かって!

お皿に一味をたっぷりのせる。
塩と調味料で味がしっかり整っているたん。けれど一味をつけると不思議なほどに脂の甘みがひきだされ、旨みにくっきり輪郭がつく。
白菜とニンジンの浅漬もシャキシャキおいしく、なにより南蛮味噌のビリビリ辛くて旨いこと。
麦飯の上に出汁とろろ。
出汁の旨みと甘みが麦のご飯をつつんでポッテリさせる。
麦飯自体はコロコロ舌の上を転がり潰れていって、牛たんの噛むとネットリする食感を引き立ておいしくさせる。
ネギがタップリ入ったスープ。テールの旨みが染み出した塩味だけどコクがあり、これで十分ご飯がおいしく食べられそうなゴチソウスープ。具材のテールが今日はとっても大きくて得した感じ。オゴチソウ。

 

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一旦家に帰るコトがあり、到着直前にハッシュブラウンを食べたいなぁ…、とまるで熱病のように思ってバーガーキングに飛び込んだ。アイスティーにハッシュブラウン。疲れた頭の潤滑油的食べ物なのさ…、とたのもうとしたらフィッシュサンドイッチと一緒に注文すれば安くなると言われてそれでサンドイッチまでたのんじゃった。だってお得だったんだもん(笑)。
カサカサとしたパン粉衣の中にふっかりとした白身の魚。パンがさっくり歯切れたところにフィッシュフライの乾いた歯ざわり。おやつというには重たくて、なのにすっぱりお腹の中に収まる不思議。ハッシュブラウンもおいしゅうござった。おやつどき。

 

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