六本木の昼、肉源で肉

六本木界隈をウロウロ歩く今日の午後。ポカポカ陽気で、なにか元気になるもの。特に肉をガツンを食べたいなぁと思ってそれでウロウロ。六本木ヒルズの通りを挟んだ反対側に営繕中のビルがある。古いビルの化粧直しか…、どんなテナント入ったビルなんだろうと見たらなんと「肉源」の看板がある。
「肉源といえば、赤坂にあるオキニイリの焼肉レストランで、そう言えば、間もなく六本木に支店ができるって聞いていた。新設ビルかもっと威張ったビルに出店するんだろうなぁ…、と思っていたのにちょっとビックリ。しかも長い階段です。

ここもやっぱり2階なんだなぁと、見ると途中に「巨大な」って看板。引き込まれるように階段あがる。
するとちょっといったところに今度は「8種類以上の」という文字が見えてきて、あがりきったところに「右を御覧ください」とある。

右炉見ると入り口で、入り口をはいるといきなりワインセラー。
「巨大な」はこのワインセラーを表現していて、肉じゃないのが上手いと思う。
しかも店の反対側はエレベーターホール。
エレベーターでもアクセスできて、けれど階段を上がってきた人だけのご褒美的なるワインセラー。
ますます上手いって感心します。

明るいオープンキッチンに、落ち着きのある客席ホール。木の床にカジュアルな椅子。一番奥にはソファ席と、赤坂の店と同じ印象の居心地良さが魅力的。今までの焼肉店にないほどよいオシャレな雰囲気が、六本木という街にピッタリあってるなぁ…、って感心します。

ランチはほどよき値段のセットが揃ってる。
肉を焼かずに済ませるメニューもいくつかあって、けれどせっかくだから肉を焼く。

1500円のランチセット。
まずはスープとサラダ。
「スープは熱くなっておりますので」と一声かけてニッコリしてくれるところに気持ちがウキウキしてくる。
メインの肉がやってきてしまうと、お客様の気持ちは肉に向かってく。
そこであれこれ言葉をかけたり、サービスしようとすると粋ではなくておせっかいになる。
だから焼肉店のサービスは、肉を提供するまでにやりきってしまうくらいの勢いと、スピーディーさがなくちゃいけない。
そう考えると、とてもうれしいこの一言。

しばらくしてメインが来ます。
トレーの上に、肉を盛り込んだお皿が2枚。ご飯にタレが2種類ついてカクテキのせてひと揃え。温かい日に冷麺食べてスキッとしたいと、小さな冷麺を追加する。
韓国風の細い麺。けれどスープはちょっと甘めで旨味の強い盛岡風といいとこどりでお腹をスキッとしてくれる。それにしても上に浮かんだ胡麻がプチッと弾けるたびに風味が変わる。こんなに小さいのになんと大きな存在感。

肉を焼きます。ほどよき状態のほどよき肉で、まずは塩モノ。
タンは厚切り。ランチにあってこの厚さ。
しかも適度に熟成きいて、旨味十分。滴る肉汁がなんともおいしくアリガタイ。
ハラミは脂がのっていて、こんがり焼いてご飯の上にまずのせる。
のせて一緒に御飯と食べる。ジュワリと肉汁が滴り出てきて、ご飯をしっとりしてくれる。
それから赤肉。ハラミとロース。
こんがり焼いてタレに浸してパクリと食べる。甘辛でぽってりとしたタレと軽い酸味も感じるタレが2種類。同じ肉でもタレを変えると味の印象が違って感じる。しかもご飯にピッタリで、昼のお腹がたのしく満ちる。
お店の中をサービススタッフがテキパキ動き回る景色に笑顔がなによりゴチソウで、気持ち良い昼。オゴチソウ。

 

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