今日は肉焼く、昼の龍の巣

昨日、たまたま昼にうどんを食べた「龍の巣」。
友人が「いいなぁ…」っていうので今日も来てみる…、雨の中。
しかも二人です。どちらも腹ペコ。
ならば肉も焼いてみようと腰すえてみる。ビールを一本、ジョッキにチェイサー、ウーロン茶。
今日も昼から焼肉焼く人が案外たくさん。夜焼く焼肉よりも昼焼く焼肉って親密さを一層深めるように感じる。特に表で雨がしとしと降る寒い昼。なんだか特別な昼を共有しているようでウキウキしてくる。
この店、味が出てきました。柱や天井、梁に名刺がぎっしり貼られてて、それが不潔に見えないところがオモシロイ。おそらくキレイに掃除が行き届いているからなんでしょう。ダクトもライトも厨房の中もピカピカしていて気持ちいい。

夜と違ってとはいえ静か。満席という状態ではなく、だからたのむとテキパキ料理がやってくる。それが食後がノースケジュールの夜と違って、ほんのちょっとだけ先を急ぐ気持ちの昼には、そのテキパキがまたありがたい。
まず厚切り牛たん。塩をたっぷりふりかけ皿に並んだ分厚いたんで、この塩加減がなんとも絶妙。塩ダレやワサビ醤油が用意されてはいるのだけれどそのまま食べても十分旨い。なにより脂がのっていて、滴り落ちる肉汁にウットリします。最近、このおいしさを再発見した裏ハラミ。タレをまぶして壺漬けにして、そこにたっぷり生のすりおろしにんにくをまぶしたモノ。焼きはじめるとにんにくが脂と一緒に焦げる香りがあたりにおいしさ撒き散らす。

四角い器に炭がぎっしり。
目の前にレストランの厨房があるようでもあり、半ば屋外のようでもありという感じ。
それが焼肉屋さんで肉焼く醍醐味。
例えばにんにくって、焼き切らないと嫌な匂いが残ってしまう。
炭で焼き、煙と一緒にいぶされることで、ニンニク臭がおいしい香りになっていく。

そしてホルモン。ココのホルモンは本当においしい。ねっちりとしたハチの巣にとろけるレバー。なによりココのミノは脂をたっぷり抱いて、焼くと脂がブルンと焦げる。脂がヒヤッと口の中でとけて流れて、ミノ独特のクニュクニュ感が際立ってくる。外の寒さがふっとぶおいしさ。

〆をふた品。ひとつは「かすうどん」、もう一種類は「かすとじ丼」。
昨日は赤辛仕立てのかすうどんだったけど今日の普通のスープ。もずくときつねを乗っけてもらってズルンと食べる。素直なスープのお陰でカスの旨味や風味がひきたつ。脂の甘みとでもいいますか…、口の中がスベスベしてくるところもステキ。
カスを出汁でふやかして卵で閉じたかすとじ丼は、甘辛味でご飯に出汁が染み込み旨い。焼いたハラミを上にのっけて、ハラミで包んでパクリと食べると口の中が肉の旨みで満たされる。
かすうどんに焼いたミノをちょい足し。脂がスープにコクを出し、うどんの麺をスベスベさせる。お腹も満ちます。オゴチソウ。

 

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