丸信で呑み、家に帰ってパスタを茹でる
夜、肉匠酒場丸信にくる。
まだまだ雪のある道路。夜に入るとおどろくほどに寒くてふるえる。だから遠くになるべくいかず、家の近所でと荒木町。
それにしてもビルとビルの谷間の路地は雪が残って雪国景色。
路地の向こうの突き当り。
灯りがともるいつもの店が待っているからと、小さく歩幅を保って歩く。お店に入ると「いらっしゃいませ」と明るく元気が声が通って、ニッコリとなる。カウンターに座ってのんびりします。
お店の中は案外にぎやか。それもいつもと違っておじさんたちのグループが、たのしそうにお酒を飲んでる。さてさてボクより年上さんは誰だろう…、年下さんはあの人かなぁと観察しながら飲むのもたのし。案外、今日のボクは年少組さんみたい(笑)。
最近、燻製料理に店長がハマっているらしい。
前回は鯖、今日は燻製チーズをすすめられた。
もらうとなんだか、いぶりがっこみたいな姿。
ただ食感はチーズでとろける。
とろけるけれど、香りは燻製。やさしい酸味とコクが口に広がっていく。
それから竹輪の磯辺揚げ。
青海苔混じりの衣をまとわせ揚げただけ。
ただ揚げたてはビックリするほど膨らんで、しかもふわふわ。衣はサクッと揚がってて噛むとクシュッと縮んでいくのがオモシロイ。
サイドにマヨネーズがたっぷり絞り出されてて、そこに醤油。それから一味をかけて一緒にまとわせる。醤油の香りと辛子がビリリと舌先つねる。マヨネーズのコクがおいしく、たかが竹輪がこんなにおいしくなれるんだ…、ってウットリします。オキニイリ。
冬にはおでんが売りのココ。濃い目の醤油出汁でしっかり味が入ったさまざま。はんぺん、大根、昆布をそれぞれ一個づつ。玉子だけは一人一個食べたく2個でひと揃え。大根の中まで味が染み込んで、箸を当てるとスパッと切れる。舌に乗せるとあったかで、上顎に押し付けただけでクッチュッと潰れてジュワリと出汁がにしんでく。
トマトをベーコンで巻いた串焼き。口の中でトマトが潰れてソースのように振る舞うステキ。
ネギにしいたけとココの串焼きは焼き加減が絶妙で好き。
ささみにパン粉をまとわせ揚げた串揚げや、揚げ出し豆腐に刻んだ生姜をたっぷりくわえたあんをかけて味わう提案と、今日もたのしく堪能しました。あったかい。
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今日一日の〆に家でパスタを作る。
簡単レシピ。
大きな鍋にお湯をわかして、塩をタップリ。
ちょっと入れすぎ?ってくらいも入れて、まずブロッコリ。
太い茎だけとりのぞき、大きなまんま放り込み再び沸騰した頃合いでパスタを投入。
8分茹でのパスタを7分。
フライパンでソースの準備をすすめます。
粗みじんにしたニンニクと赤唐辛子をオリーブオイルでコトコト炊いて、香りが出たらそれぞれ取り出す。
油の中にベーコンをいれこんがり焼いたらパスタを茹でてる鍋からブロッコリだけ取り出しヘラでグズグズ潰す。茎に近いところは完全に潰れないけど、そこはそのまま。ちょっとお芋のようなホクホクした食感をたのしむ所存。
ピピッとタイマーが合図して、パスタをフライパンに移してそこにパセリをたっぷり。あとは茹で汁で水気、塩味を調節しながらタプンタプンと揺すって仕上げる。
ブロッコリが吸い込んだ塩気で味がしっかり決まってくれる。ベーコンの風味にニンニク、赤唐辛子の辛味が味をくっきりさせて、夜のお腹がたのしく満ちる。明日も寒くなるんだそうな…、風邪ひかぬよう気をつけよぉ。