中村屋改めマンナの中露イタリア合作料理

aasa朝、パンを焼きます。使い残したシティーベーカリーのドッグバンズで、ホットドッグとサンドイッチ。
上の部分にスリットいれるとホットドッグになってくれ、横に切り目を深く入れるとコッペパンを使ったサンドイッチのようにもなるステキ。
ホットドッグはインビソハライコのジューシーで、ぱきっと焼けるソーセージ。こんがり焼いてブルーチーズをのっけて焼いた。
昨日はケチャップものっけてみたけど今日はブルーチーズだけ。それで十分おいしくて、パン、ソーセージにチーズそれぞれの味が引き立ちなんとも旨い。
サンドイッチの具材は甘い卵焼きにカニのかまぼこ、それからキュウリ。ちょっと前にブームをうかがったロブスターロールのような仕上がり。でも安上がり。おいしい朝になりました。

新宿駅まで移動があって、最近歩いてないからとテクテク歩いた。温度はそれほど高くなく、けれど湿度がスゴく高くて汗がダラダラ。新宿御苑を越えた頃には空がどんどん暗くなり、ゴロゴロ遠くで雷もなる。

man3man1man2

伊勢丹が見える頃にはとうとう雨が降ってきて、それで地下街。そろそろランチの時間だなぁ…、と思ったところに「マンナ」に近づく。
「マンナ」と言っても一体ナニモノ?って思ってしまう。新宿をかつて代表したレストラン「中村屋」さんが、自社ビル改築。テナントビルで家賃稼ぎを企んだ末、自分のお店はあえなく地下の2階という場末感の漂う場所になっちゃった。
さすがに「中村屋」と名乗るのが憚れたからでしょうか…、マンナと名前を変えてけれどもメニューはほとんど昔のまま。

man napoliかつての背筋が伸びる大人のための高級ファミレスみたいな感じがなくなって、ビアホールみたいなお店になっちゃった。
なれはしたけど、でもやはり。
昔の方が良かったよなぁ…、となつかしむのも歳をとった証でござろ。

インドカリーが有名な店。
けれどボクのオキニイリは「ナポリターノ」という麺料理。
土鍋で来ます。
蓋を開けると中はキレイなトマト色。
中村屋といえばカリーパンと並んでピロシキも有名で、ならばこれはボルシチ風かというと具材はトマトにアサリにマッシュルーム。
つまりボンゴレ的なのですネ。
それならこれは煮込みパスタ。あるいはスープパスタの類かというとこれまた違うのですネ。
麺はなんと伊府麺。中国の平打ち麺を揚げたモノ。それをスープの中で煮込んで戻す。ペラペラしていて、けれど揚げられた時に空いた無数の穴からスープを吸い込んで、トマトスープの味がしっかり染み込み仕上がる。
中露イタリア合作作品…、のような不思議な味わいが好き好きでしょうがない。お店がどんなになろうとも、これがココにある限り通い続けるのでありましょうほど、オキニイリ。

man menトマトの酸味がかなり強めで荒々しい。
しかも鶏ガラスープの旨みと風味がトマトの酸味や甘味を支える。
伊府麺を煮込んだときについたとろみなんでしょう…、若干ポッテリ。麺にスープがほどよくからむ。
ペロペロ、唇なでながら口の中に入ってくると食感バッサリ。
麺にありがちな粘りがなくて、そっけない。ぼんやりしてるとあっという間に喉の奥へと飛び込みそうで、それをとどめて噛んで味わう。
トマトの酸味が消えていくと、スープの旨みが置き換わり、次の一口ねだるのです。粉チーズをかけて味わい濃厚にして、するとますますイタリアよりに味がなってく。オモシロイ。

なぜだかマシュルームはずっと缶詰。生のマッシュルームが手に入りづらかった昔はさておき、今となってはいくらでもフレッシュなのが手に入る。
缶詰じゃなくちゃ出せない食感、風味を大切にしたいからなんでしょう。洋食屋さんではよくあるこだわり。
そういえばアスパラガスも生と缶詰ではまるで違った食材で、オモシロイなぁ…、って思ったりする。スープをスプーンですくって飲んで、体の芯から汗がでる。土鍋の底には鶏挽き肉が沈んでてそれをホツホツ味わいながら、仕事に向けての気持ちの準備を整える。

 

関連ランキング:カレーライス | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。