不思議サイフォンコーヒー
今日の仕事の前半を終え、気づけばすでにおやつ時。
いつものように利久に来ます。
一番町というアーケード街、三越の向かい側にある店はアイドルタイムも休みを取らずずっと営業していて便利。
近所に百貨店や商店がたくさんあるからなんでしょう…、お店に入ったらかなりの混雑。ほぼ7割ほどのテーブルが埋まっていてそれもみんなゴキゲンな女子。昼ご飯を食べる環境としてはなんともステキでニッコリしました。
テレビのケンミンショーなんかで紹介される、県民熱狂を謳う食品や料理の中には、まるで地元じゃもりあがらない観光客向けのモノがたくさんあるけれど、仙台の牛たんに限って言えば、なんで仙台市民は牛たん焼きが好きなんだろう…、って感心するほどどこも地元の人で混雑。
正真正銘県民食といえるんでしょう。
普通の牛たんの定食。
分厚く切り分けた「極み焼き」の2種類もらって2人で分ける。
ついでに極み牛たんのざく切りにして、大根おろしとポン酢で食べる料理ももらう。
タンまみれ。
普通の牛たんでも東京の牛たん焼きの店で売られる厚切りタンほどの厚さがあって、だから芯の部分はロゼ色。
ざっくり歯切れて、トゥルンととろける。
極み焼きに至ってはザクザク歯切れたうえにムッチリ。歯茎をタンが撫で回す。牛さんとディープキスをしているような肉感的な食感にウットリします。
炭で焼いたタンの風味豊かでおいしいコト。滴り落ちた脂がすみでに当たって煙になって舞い上がる。それでたんに香りがついて仕上がるのだけど、その表面が脂で揚がったような様にもまたウットリ。
山芋トロロに玉子の黄身を落としたモノに醤油をたっぷり注いで麦のご飯に垂らす。パラパラとした麦飯がトロロでぽってり、なめらかになり、ご飯の粒がパラパラカラコロ転がる感じを引き立てる。タン焼きのサイドに一味をたっぷり添えて、つけつつ食べると脂の風味や甘みが一層強くなる。テールスープに胡椒をたっぷり。ネギがキュッキュと奥歯をくすぐり、テールがほぐれて味わいをなす。お腹が満ちた。また打ち合わせ。
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仙台を代表するお菓子、ずんだ餅をはじめとした和菓子の名店「玉澤総本店」のティールームにてお茶を飲みつつ打ち合わせ。数ヶ月前に改装を終えたばかりのお店の中には、居心地良いカフェがあり創意を凝らしたお菓子やお茶がたのしめる。
バランスサイフォンと呼ばれる道具でいれるコーヒーがあるというのでためしてみます。
サイフォンの上と下と切り離し横に並べた構造で、ガラスの容器にコーヒーの豆。金属製の器の中にはお湯があり下から炙る。蒸気が徐々に右から左に移動してそれに続いてお湯がガラスの容器に移る。当然、お湯を満たした容器が軽くなって持ち上がるります。すると自動的にバーナーの蓋がパタンと落ちて火は消え、金属製の容器は冷える。ガラス容器の中のコーヒーがあっという間に金属製の容器に戻ってコーヒー完成…、という、なんだか魔法をみているような一部始終におじさんみんなで歓声あげる。
みんな一様に、これほしい…、って道具を指差し大はしゃぎ。
コーヒーが蓄えられた金属製の容器の上のバルブを開けます。
そして蛇口をひねるとそこから、落としたばかりのコーヒーがカップの中に注がれる。
このギミックもなんだかステキ、コーヒー飲む前からもうおいしい。
どんなコーヒーでこんな名前だったのかはまるで忘れてしまったけれど、フルーティーでチェリーっぽい香りと酸味が華やかな味。小さなケーキがついてきて、カップにちょうど二杯分のコーヒーつきでたった1000円。
やっぱりこれ…、ほしいよなぁってしみじみ思った。
お菓子もなかなか充実してて、ずんだのピュレをたっぷり使ったティラミスや、ついたばかりの餅を磯辺やずんだ、クルミあんと一緒に味わうたのしい提案。どれもおいしく、しかもお店の人の姿勢も凛々しくて、「仙台やるな!」って感心しました。また移動。
うわぁ、確かにこんな佇まいのサイフォンでコーヒー淹れたら、素敵な時間が過ごせそう…というか飾っておくだけで画になりますね!
あとで探してみなくちゃ!
Eikoさん
実はこの形のサイフォンのほうが歴史は古いというコトらしいです。並列で置かれていたポットを上下に配置したのが今のサイフォン。そう思うと一層の由緒正しさにワクワクしちゃいますね。
なあっつかしい!!!!このサイフォン、そういう名前だったんですね!!!昔、長崎の西洋アンティーク雑貨店の奥で、着物のマダムがこれを使ってコーヒー出してくれるお店があって、大人の世界を感じたものでした。懐かしすぎてほろり!!
なすびさん
今でも作っているメーカーさんがあるようで、もう欲しくてほしくて仕方なくなってしまっています。大人の道具っていいですね。