レバンテの牡蠣、シェイクシャックのシャッカゴドッグ
カキフライの季節であります。この季節になると思い出して来たくなる、お店が一軒。レバンテというビアレストランで、東京フォーラムの中にある。
箱を積み上げ重ねたような独特の構造の建物に、突き刺さるようにできてる特徴的な店。階段上がるとテラスがあって、そこは喫煙席になってる。夜は年中ビアガーデン的賑々しさで、ガラスの箱の中は禁煙。ビアホールっぽく長いテーブルがドンッと置かれた特徴的なレイアウト。
長テーブルには団体さんが間もなく来る…、というのでお店の隅っこの席。横を見ればおじぃさまたちが昼からビールを飲み歓談。背筋伸ばしてナイフ・フォークでカキフライを頬張っている。なんとおしゃれな景色でござろう。
的矢牡蠣のフライが有名。
それをください!…、とすわるなり言ったら残念。
申し訳ございませんが、的矢牡蠣は明日から入荷の予定です…、と。
あらあら残念。
ならば普通の牡蠣にしましょうと、お願いをして待つことにする。
こりゃ、もう一度、来なさいと神様が言ってるんだな。
友達誘わず、一人で抜け駆けしたから、神様へそを曲げたのかもね…、と思ったりもしてそれでのんびり。
やってきたのは見目麗しきカキフライ。
細かなパン粉がギッシリついて、ナイフを入れるとザクッと切れる。とんかつ屋さんのカキフライじゃなく、あくまで洋食レストランのカキフライ。
口に入れると衣がたちまち散らかって、揚がったパン粉の香ばしいこと。
牡蠣を2個、ひとつにまとめて揚げるのがココのスタイル。
だから口の中での存在感も上々で、おいしいジュースがジュワリとにじむ。あぁ、おいしいなぁ…。秋の訪れ、しみじみ味わう、オゴチソウ。
千切りキャベツにトマトにレタス。ローストビーフの端材をクリームソースであえたサイドのひとつひとつも丁寧で、なによりレモンの皮を飾り切ってるところがステキ。生牡蠣、牡蠣のピラフにパスタ。牡蠣三昧をしにこなくちゃ…、って思ったりする。お気に入り。
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それから同じビルの一階。
先日できたシェイクシャックを覗いてみます。
オフィス街の中。
しかもコンベンションセンターというイベントがなければ人が寄り付かぬ場所。
それにできたばかりというコトもあるのでしょう。
それほど並ばず注文できる。
どんなにおいしい料理でも1時間とか2時間待ってもおいしい料理はそんなにない…、って思うのですネ。
情報を食べてるんだと割り切るのなら、何時間でも待てるのだろうけど、メニューを見ながら何を食べるかちょっと迷って決心をする。そんな程度の時間が待つにはほどよい時間。今日がそんな感じでござった。
ココのホットドッグは食べたことがなく、それでホットドッグをたのむ。
ピクルス、セロリ、ハラペニョ、トマトとソーセージの上にたっぷりレリッシュのっけた「シャッカゴドッグ」っていうのがあって、それをたのんだ。
ビーフかポークかソーセージを選べてポーク。
細く仕上げたソーセージを真ん中開いてグリドルに押し付けながらこんがり焼いてて、脂の香りがまずおいしい。
フッカリとした口溶けのよいパン。
ガツンと前歯を叩くようなソーセージに野菜が砕けて食べごたえがある。なによりセロリの香りがアメリカ。
ピクルス、ハラペニョと酸っぱいものはとことん酸っぱく、辛いものはヒーハー辛い。
それらがひとつに混じり合い、ほどよきところに落ち着くステキ。
こりゃおいしいや…、と感心します。
じゃがいも自体の甘さが引き立つカーリーポテト。凸凹が多い構造で、だからザクザク、揚がった部分が多くて旨い。ルートビアのフロートお供に、しばしアメリカ気分に浸る。
テラス席に座って眺める景色がどこか日本離れしているところが、この店最大のゴチソウだなぁ…、って思いもしました。さぁ、仕事。
近隣のレストランで『牡蠣フライ』が目に付くようになりました。
レバンテは? と思っていたところにタイムリーな情報ありがとうございます。
外せないのは牡蠣のピラフ。
主な具材は牡蠣とマッシュルーム?
シンプルだけど,力強い味がたまりません。
Dianaさん
牡蠣ときのこ類の相性は抜群ですよね。
レバンテのカキフライから、マッシュルームを引いたらおそらく魅力の三分の一はかけてしまうものと思いますよね。
カキフライを単品でたのんで、牡蠣のピラフと一緒に食べる。大人の贅沢です。
国際フォーラムにこんなおいしいものがあったとは!
あのビルの飲食店はなんかパッとしないと決めつけてました。
いままでもったいないことをしました(笑)。
このお店でごきげんな時間をお過ごしのおじいさま達、すてきですね。
あーたさん
あの建物の冷たい形で損してますよね…、東京フォーラム。
このお店も実は昔、別の場所にあってココに移転してきたんです。その頃からのおなじみさんがたくさんいらっしゃるようなんですよ。
牡蠣の季節以外にも安定したおいしいモノがたくさん。贔屓にしたくなっちゃいます。