ルイヴィトンに〆の新記

大人の遠足でルイヴィトンのイベントに行く。
六本木のミッドタウン東京の庭にピンクの箱のような建物をたて、ルイヴィトンのアパレルや小物、旅行かばんを展示している。
モードな洋服は素材もデザインも尖ってて、今となってはこれもルイヴィトンらしさなのかもしれないけれど、昔のルイヴィトンのイメージとはほど遠い。
一時期好きだったブランドです。
30代の頃、「旅するように生きる」というのが目標で、大型のハードトランクをいくつも誂え部屋に置いてた。それもそのうち飽きちゃって卒業したのが40手前。そのうち企画物をバンバン出すようになって、一生モノを丁寧に売る商売から季節モノで荒稼ぎするビジネスに転換したように感じてすっかり買わなくなった。欲しかったワードローブトランクがあって、いいよなぁ…、と思うもハンガーに下がった服がギラギラで美川憲一の持ち物かいな?って思ったりした。笑っちゃう。

夜は四谷三丁目の「新記」でおいしいものを食べながら、大人の遠足の反省会。
夜に来るのはひさしぶり。
中国料理のお店はひとりよりも大人数の方がたのしい。
特にこの店は個性的な小皿料理がたくさんあって、ひと皿400円から500円という値段なんだけど3つたのむと1150円。
今日は3人。6皿選んで2300円でお酒を飲んだ。
いつもたのむ揚げワンタン。エビをくるんだワンタンをバリッと揚げた軽い仕上がり。極薄の生地がバリバリ壊れて口にちらかる感じがたのしく、最後にむっちり、海老のすり身が奥歯に当たる。それから春巻き。ここではじめて食べる料理で、あんはとろっとなめらかでネギやピーマン、鶏肉と具材もにぎやか。芥子をといた醤油に浸してバクバク食べる。

骨付き豚肉をトーチと一緒に蒸した排骨。
脂のネットリとした食感、甘みがおゴチソウ。
蒸した鶏肉に酸っぱく辛いソースをかけた海南島。
昼に食べた上品な中国料理もおいしいけれど、気軽でたのしい料理もおいしい。
大根餅に牛すじ煮込み。中国スパイスをたっぷり使って、肉がほろりとほぐれる食感。香港の路地裏を歩いているような気持ちになれる香りがおいしい。オキニイリ。
野菜を炒めてもらいます。もやしとニラと油揚げ。塩と油と鶏ガラスープで味がととのい軽くとろみがついている。赤唐辛子の辛味がピリリと味を引きしめ、シャキシャキ感もおゴチソウ。伸びたブロッコリのようなガイラン菜は渋みがおいしく強火でちゃちゃっと炒められているからでしょう…、シャキシャキ歯ざわりよくて家では作れぬおゴチソウ。

マコモダケと海老の塩炒めを作ってもらう。
「タケ」ってつくと例えばフクロタケのようにきのこを連想させたから、タナカくんがはじめてたべたときには恐る恐る食べていた。すの入ったたけのこみたいな食感で、癖がなくって味が乗りやすいから食べてみればのオキニイリ。サクサクシャクシャク、歯ざわりたのしく味わった。
アサリのにんにく蒸しをたのめば刻んだネギとにんにくがたっぷり殻の中にたまって、アサリを食べてるというよりもニンニク味のネギを食べてる感じがたのしい。
海鮮かた焼きそばを〆にして、金曜の夜の〆とした。

 

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