メニューが変わって良くなりました、新宿・龍の巣

久しぶりに龍の巣にくる。
人気の店です。予約してやってきたのが7時ちょっと前。入り口脇のカウンターをもらって食事をしている最中。ひっきりなしに空席確認の電話がかかり、答えは8時半からのご案内になるというもの。
予約をしないお客様も続々やってきては、「ごめんなさい、1時間以上お待ちいただいています」って言われて渋々帰ってく。
お酒たのんでまずポテトサラダ。クリーミーな部分とホクホクしたところがバランス良く混じる絶妙な味。
それからキムチ。ココのキムチは赤唐辛子やにんにく、ニラと一緒に白菜和えただけのサラダみたいな生キムチ。しかもおかわり自由で肉を焼いて食べる間のリズムを作ってくれてうれしい。お店の人もキビキビと、若い人たちが一生懸命やっているのを見るのがたのしくオゴチソウ。

メニューが少々変わりました。
まず、ずっと文字だけのメニューだったのが写真が入るようになった。
写真入りのメニューはファミレスみたいと嫌う人もいるけれど、焼肉の店。特にホルモンが売り物のお店でそれぞれ肉のパーツを写真で見せてくれるというのはとてもうれしい。いつもたのまぬモノもたのんでみようかと思わせるのがいいところ。

新商品も何種類か。
刺身の3種盛りっていうのができた。
牛たんにハツ、白せんまいの盛り合わせ。塩ににんにく、ワサビに醤油、刻んだネギがタップリついて自分の好みで味わえる。
牛たんのネットリからみつくような肉感的な食感が、まるで自分の口の中にもう一枚、舌が生えてきて口のすみずみ撫で回しているような感じがするのにウットリします。フッカリとしてとろけるハツ。丁寧に下ごしらえしたせんまいはコリコリボリボリ歯切れるおいしさ。

生で食べることができる肉がおいしい。
しかも豊富に揃っているのって、鮮度にこだわる店なんだなぁ…、っていいメッセージ。最近では食中毒の問題で生の肉を提供するのを怖がるお店が多いから、こういう勇気に感謝する。

厚切りの牛タンに赤身のイチボ。
どちらも上等。
牛タンなんて、焼きはじめた途端に脂が垂れ落ちて、炭に火がつきそれが牛たんをいぶして仕上げる。
感心したのはイチボの見事な状態で、まずやわらかい。ザクッと歯切れて細かな繊維がたちまち崩れ、ジュワリと肉汁が滲み出してくる。その肉汁のさっぱりしていながら旨味の強いコトにウットリ。

それからホルモン。いつもはハツにレバー、ハチノス、上ミノを組み合わす。けれどハツは刺身で今日は堪能し、それの代わりにしま腸もらった。
小腸、丸腸と違って脂が少なめでゴリゴリとした食感が特徴と言われるしま腸。ここのはほどよく脂が残って、みずみずしくておじさん的には小腸よりもさっぱりとしておいしく感じる。
脂をたっぷりサンドイッチのように含んだ上ミノに、ふっくらとした食感たのしいハチノス、濃厚味のレバーとどれも実に上等、上出来。焼いているのもたのしくなるような元気なゴチソウ。堪能します。

そして〆。牛かすをつかった「かすうどん」が売り物だったこの店の新商品の「かすとじ丼」。牛すじも一緒に玉子で閉じた牛肉かすとじ丼たのんで試してみたら、これがおいしくてどうしようかと思っちゃうほど。
関西風にちょっとザブザブ、出汁をたっぷり含んで煮上げた玉子に肉の旨味やかすの風味がタップリ混じる。ご飯の粒をかすや牛肉の脂が覆ってスベスベ、舌を転がるおいしさ。
汁代わりにと「かすそば」たのむ。うどんの代わりに蕎麦をつかうと、汁との一体感が一層増してスルスルお腹の中においしくながれこむ。かすともずく、それから甘くて分厚いお揚げ。もずくがザクザク歯切れる感じがおいしくて、顎から喉、お腹がよろこぶ良き〆となる。オキニイリ。

 

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