ブラックホールにびっくりドンキー

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夜、スゴく焼肉が食べたくって新宿三丁目をちょっとさまよう。古い、大衆的で煙もうもうのお店はどうかと行ったら満席。おそらく1時間ほどお待ちになるでしょう…、というので急いで「ブラックホール」という店にくる。
新設ビルの上層階で、おしゃれすぎない清潔な店。和牛のおいしさを素直にどうぞと、塩で味わう焼肉を売り物にしているお店で限定2時間のお席ならばと言われて落ち着く。だって2時間もいないもの(笑)。
韓国海苔をもらってそれをつまみつつ、肉が出てくるのを待って飲む。

bh nikuお通しです…、とキャベツの千切りがタップリくる。
大葉を刻んで混ぜたキャベツで、それと一緒に瓶に入ったドレッシング。
すりおろしごまを加えたフレンチ系のドレッシングで、実はおみやげ用に売っている。
結構、これがおいしくて肉を食べる前にモサモサシャクシャク、味わい、食べる。
顎を使うと不思議なほどにお腹がすいてくるのがたのしい。

最近、内臓肉がおいしくってしょうがなく、それでミノ。
味噌を揉み込み、こんがり焼くと表面カリッとおいしく仕上がる。しかも噛むとブルンとジューシー。
噛むとクニュクニュ、しばらくするとトロリとろけてなめらかになる。内臓肉ならではの肉感的な食感にうっとりしながら次の内蔵。
ハチノス、それからハツを焼く。
あらかじめ蒸してやわらかにしたハチノスは、焼くと蜂の巣状の凸凹がカリッと焦げてサクサク歯切れる。ザクッと歯切れるハツの食感もこれまたスベっと艶っぽい。
ドッシリとした香りもおいしく、命を食べてるって感じがするのがアリガタイ。

限定数のカルビ切り落としが運良くあって、炭の上に置かれた網で炙って食べる。
脂がしたたり、煙もうもう、時折火が立ちチロチロ肉の表面焦がす。
家で簡単に楽しむことができないこういう調理。アリガタイなぁ…、と思いながらハラミに牛タンも焼いてパクパク。ハラミが熟成具合が絶妙で、塩を揉み込んだだけで十分、おいしく仕上がる。脂と塩と炭の香りがよき調味料になるのでしょう。
牛たんだけは少々実力不足で残念。今牛タンって供給が需要に追いつかないほど取り合い状態。しょうがないかと思って食べた。

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今日一番関心したのが漬け込みカルビ。醤油ベースの甘辛ダレに漬け込みそのまま熟成させた一本カルビ。
細かく切り目を蛇腹状に入れていて、だから肉の芯まで味が入ってねっとりしてる。網の上でこんがり焼くと、匂いがすでにおいしくてそれをハサミでジョキジョキ切って食べるのだけど、ねっとりとした食感見事。ジュワッとタレにまみれた肉汁が口の中へとほとばしり出る。
青唐辛子が細かく切られてついていて、それを乗っけて千切りキャベツと一緒に食べると、ずっとこれだけ食べ続けられてしまいそう。危険なおいしさ。オキニイリ。

 

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donkdonk misedonk menu1時間足らずで焼肉終えて、〆をどこかで食べようと思案してたら、びっくりドンキーにいままで一度も行ったことがないと友人がいう。
ならば行こうと新宿店。
東京大飯店のビルの1階、2階を使った大型店。

カントリー風のしつらえの店。顔がすっぽり隠れてしまう木製の大きなメニューと、昔ながらを今でもずっと頑なにやり続けている。何度か来ると不思議ななつかしさを感じさせてくれる雰囲気がいいのでしょうね。
かなり混んでた。15分ほどまって着席。パカンパカンの目の前で開かれていくメニューをみながら食べたいものを2つたのんで分け、食べる。

donk csdonk shosai一つはディッシュ。
木の丸皿にハンバーグにサラダ、ご飯を盛り付けたカフェ飯みたいなワンプレートモノ。
これを今から何十年も前からやってる。
お皿ひとつですむ分、提供も後片付けも楽でその分、安価な設定。
ただ安くするのじゃなくて、安くする理由がわかる安く仕方を考えて、自分の店の売り物にした。それがココの成功の理由のひとつ。オモシロイ。
夏のディッシュはカレーかけ。
しかもハムカツをトッピングしたものをたのんだ。分厚いハムとカサカサちらかるパン粉がおいしい。挽肉がタップリ入ったお子様的なカレーがファミレスらしさを強調。

もう一種類はハンバーグにビーフシチューをかけたもの。ご飯はつけずに単品で。ハンバーグの下にマッシュポテトがひそんでて、そのポッテリとハンバーグのムチュンとまるでつくねのような食感がよき相性。

昔はすごく安く感じた。けれど今となってはもっと安いお店が沢山できたから、ほどよき感じ。料理の食感、味わいは科学の勝利という感じにて、それはそれでよき勉強と思って帰る。木曜日。

 

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コメント

  1. RHEIA

    おっ、サカキさんも臓物食いの仲間入りですね(笑)。
    私も身より臓物の方が好きな質でして、焼肉でも焼き鳥でも、臓物だけは一通り頼んじゃいます。
    栄養豊富ですからね、夏にはいいですよね(^-^)

    • サカキシンイチロウ

      RHEIAさん
      昔は臓物類は苦手だったんです。
      独特のクセが好きじゃなかった。
      ところがそのクセがおいしいなぁ…と最近思うようになって、しかも部位によってまるで風味も食感も違うというのが面白くって…。
      つくづく、百獣の王が食べるゴチソウなんだなぁ…、って思います。

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