ヒトリジメ・セガフレード・ザネッティ

朝をテキパキ。セガフレード・ザネッティ。
好きな店です。チェーン店ではあるのだけれど、どこかほのぼのしたとこがあり、若い人たちが一生懸命頑張っているセルフカフェのような感じがするところ。
料理もおいしく、ランチ以降にはパスタの用意もあるのだけれど、それが案外美味しかったりするところ。
すべてにアメリカの合理性でなく、ヨーロッパ的なムダをいとわぬのどかな姿勢があるからじゃないかと思ったりする。応援したくなるお店。
ただ、認知度が低いのかビル一棟をまるごと使った大きな店が、満席になるということがない。いつ来ても座れるありがたさもある一方で、経営的には大変かなぁ…、って心配したりすることもある。今朝は完全に貸し切り状態。朝だからだね…、ってなぐさめる。

さて、朝ご飯。パニーニたのむ。
4種類ほどの具材があって、例えばアボカド。チキングリルとあまりパニーニっぽくない具材もあって、まぁ、それはそれ。
ハムとチーズのパニーニにする。

朝のお供にカプチーノ。
最初にそれだけもらってタンタン、階段上がって着席をする。
ココのコーヒーは本当においしい。
ぽってりしてる。
スティームミルクの濃度というのか、ふっくら感というのかちょっと重たい感じがするほど。
ちょっとぬるめで、だから一口目からゴクゴク飲める。泡と一緒にたのしみたいカプチーノにはこのぬるさがありがたい。
泡は温度が低いから、それでホッとしてゴクッと飲むと、泡の下から熱いコーヒーがやってくるとアチチと唇、喉を焼くから。

ここのは泡とミルク混じりのエスプレッソが一度にトロリと口から喉へとやってくる。
甘い。そして豊かな苦味が口に広がり、お腹をやさしくあっためる。
これだけ飲んでもお腹が満たされ、朝のご飯になりそうなほどポッテリ感にウットリします。
5分ほどの時間をかけてやってきたのがメインのパニーニ。
表面カリッと焼き目がついて、紙でくるまれペロンと舌を出してるみたいな姿がなんだか愛らしい。

ストライプ状に凸凹の入った2枚の鉄板で挟んで焼く。もともとフッカリとしたやわらかなパン。オリーブオイルと一緒に焼いて、だからカリッと揚がるように焼きあがっていく。
噛むとザックリ歯切れて、口に入るとオリーブオイルの香りに焦げた小麦の香りが鼻から抜ける。
ハムがむっちり、チーズがトロリ。バジルソースがほんの少々。ただそれだけでイタリア料理のようになってくる。オモシロイなぁ…、◯◯料理という情報は味じゃなくってもしかしたら香りにあるんじゃないかしらって思ったりする。さぁ、仕事。

 

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