デリツィオーゾなケーキに行列、エディンバラ
食後の時間を次の仕事までたのしく潰す。ひさしぶりにセガフレードザネッティによる。
数あるセルフサービスのコーヒー専門店の中でも、一番ヨーロッパ色が強くて、実際、ヨーロッパ系の人たちでいつもにぎわっていたりする。近所のスタバは満席で、しかも仕事をしているのか、ただの時間つぶしをしているのかパソコン出してパシャパシャしている人が多くて、ちょっとウンザリ。
地方に行ってスタバにいくと、あぁ、いいなぁ…、って大抵思う。
けれど東京のスタバはなんだかネットカフェの大部屋みたいな感じがするのが悩ましい。コーヒーじゃなく、空気を売って大儲けしたツケがこういうところにでるのか…、って思って今日は敬遠します。
一方セガフレ。食事をしている人が多くてそれもビックリ。
もともとパニーニがおいしい店ではあったけど、パスタを皮切りに最近ピザもはじめたようで、女性の軽い昼食や食事代わりのおやつにぴったりなのでしょう。小さな厨房でよくこれだけの料理をつくるコトができるよなぁ…、っていつも感心。しかも案外上出来なのにもビックリします。これもひとつの生き残り。
ショーケースの中にはいつもおいしそうなサンドイッチやケーキが並び、今日もかなり魅力的なるケーキがあれこれ。
ぽってりとした泡がおいしいカプチーノにケーキを一個。
ちなみにケーキは想定外。最初は食べるつもりじゃなかった。ところがショーケースの中をみたら、おいしそうなケーキがひとつあったのです。
名前がデリツィオリモーネ。「おいしいレモン」って名前に惹かれてそれをたのんでおやつとします。
ドーム型の素朴な形のイタリアケーキ。
ティラミスにしても、ババにしてもイタリアの伝統的なケーキはどれも形が素朴。
見た目じゃないのよ、食べてみて…、って感じがまずはおいしくて、フォークを当てるとフワッと手首にやさしい感触にビックリします。
軽く仕上げたスポンジケーキ。
二層重ねにした真ん中に、レモンの皮をシロップ煮にしたものがはさまり、たっぷりクリーム。
断面をみるとほとんどがクリームでできているのがわかるほど、ふんわりとした食感、かろやか。
舌で潰れてとろけるほどにやさしい食感、スポンジすらも気配を消してひたすらレモンの香りのホイップクリームであろうとふるまう。
ときおりレモンのシロップ漬けがムチっと歯切れて強い酸味と苦みが舌にやってきて、レモンとキスしたって感じがするのにハッとする。
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それにしてもこの行列。
とんこつラーメンの一蘭に並ぶ人の行列にいつもビックリ。おりしも小雨が降り始め、それにも負けず行列作る、彼らほとんどインバウンドの観光客。
アジアからのグループ客がほとんどでした。
いつもこんな状態で、しかもお店は地下にあり、地下に向かってく階段にも並んでるから30人はいるのかなぁ。
この店ばかりじゃなくて他の店舗も大抵行列で、先日博多に行ったときなんて、1時間待ちの大行列。
みんな待ってるところを自撮りして、お店の中でも写真を撮って、SNSに投稿するからますます人気になってくんでしょう。
ラーメン店というよりすっかり観光地。
日本人より海外の人に人気がある店で食事して、それを旅の思い出にするってなんだか厄介な時代になったなぁ…、って思ったりする。それもよし?
打ち合わせを終え、エジンバラでちょっとくつろぐ。
東京にしかなく、東京の人しか来ないこういうお店に来た…。
こういうお店のことを、「すごく良かった!」ってつぶやけば、東京通を気取れていいのにね…。
って、そう思いするけれど、もそんなことになったらニギヤカになってこの静かでおだやかなお店の雰囲気を味わうことできなくなる。だからこのままそっとしておきたくなったりもする、ワガママモノのワタクシめ。
アイスコーヒーを飲んで頭を冷まします。
コーヒーの香りはしっかりしていつつ、喉にやさしく嫌なエグミが戻ってくるようなこともない。
甘さを足さずとももうこれそのものがほのかに甘く、酸味のバランスとても良い。だからごくごく飲めるのだけど、ゴクゴク飲むのがもったいなくてじっくり味わいゆっくり飲んだ。オキニイリです、オゴチソウ。
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一蘭、、、ため息が出ます。
ラーメンに集中する(させて頂く?)為の
「味集中カウンター」。
最近は無くなりましたが昔は各席に隣の人が
見えないような衝立板があり、
隣の知人友人と「おいしいね~!」とか話すのも
駄目でした。
ここまでやると“宗教”を感じます。
榊様には「釈迦に説法」ですが博多には
美味しいラーメン屋なんていくらでもあります。
一蘭、何が或は何故人気なのでしょうか?
榊様のモットーである“悪口を言わない、批判しない”に
反する書き込みです。
不適切であれば御遠慮無く削除なさって下さい。
Confortさん
その宗教じみた不思議な世界が、外国の人にはオモシロイのでしょうね。
彼らがとった写真の中に、かならず一人一口用意されてるお水がでてくる蛇口が写ってる。
海外にいけば冷たい水は有料なのに、ここまでして無料で冷たい水をサービスしてくれる。日本って不思議な国だよなぁ…、って思うのでしょう。
こういうお店をみると、一風堂がとても真っ当なお店にみえます。
悪口を言わないボクも、こういう現象だけはちょっとひとこと言いたくなります。我が意を得たりなコメント。どうもありがとうございます。
大学時代から引き続き、出たり戻ったりを繰り返しながら20代のほぼ全てを過ごした大好きな街、福岡・博多です。
長崎、北九州、宮崎と各地で働いて参りました私が僭越ながら申し上げますに、九州の宴席で言う〆は絶対に絶対に!うどん!!です!!!
りんごさん
そうですよね。博多うどんの本を書くにあたって、地元の方々と麺談義をするにつれ、ラーメンは大人になってはじめて食べる外来食。
うどんは子供の頃からずっと食べている、体にしみついた料理なんだ…、という違いに行き当たりました。
だから、うどんを食べて欲しいですよねぇ…、あの濃密な出汁文化こそが、九州の味わいと思ってやみません。