チカラノウドンニムサシノオムスビ

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宮島から広島の街に戻って再びおやつ。今回の広島滞在の間にどうしても来たかった店。「力」を訪ねる。
博多うどんの本を書いた。讃岐うどんのようなコシのあるうどんばかりがうどんじゃないよ…、という内容の本で実際、博多だけじゃなくやわらかいうどんを食べる地方がある。
ボクの小さい頃なんて、父の田舎に帰ると固い讃岐うどん。けれど松山のうどんはやわらか。自分で作るうどんもやわらか。その両方を行ったり来たりしていたつまり「うどんの世界のバイリンガル」。小さな頃の思い出のなかにあるのが「力」のうどん。

tikara-udontikara-men博多風とは違ったイリコの入った瀬戸内風の濃厚な出汁。
酸味が最後をキリッと引きしめ、甘みよりも旨みに気持ちが向かっていくような独特の出汁。
細めで、ちょうど袋に入った湯でうどんのようなうどんをクタクタに炊く。
しかもうどんと一緒におはぎを食べる。
甘辛味をたのしむ不思議な文化があって、ひさしぶりにそれを堪能。

前払いにて注文すると、木札を渡されカウンター。
おはぎはすぐに。
うどんもそれほど待たずにススッとやってくる。
ファストフード的なるたのしみ、味わい方で、なによりうどんがやわらかい。スルンと喉からお腹に向かってなだれこむような味わいで、熱々スープも昔通りにドッシリ旨い。
たのんだのは肉うどん。
牛肉をちょっと甘めに煮込んであって、広島名産の観音ネギをタップリのっけて仕上げてる。

もう一種類は天とじうどん。
ココの天ぷらはエビがタップリ入ったかき揚げ。
それをクタクタになるまで炊いて、玉子で閉じてる。だから玉子と出汁、天ぷらが一体感をもって口へとやってくる。あぁ、おいしいなぁ…、地方、地方においしいモノが息づいている。アリガタイ。

 

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nusa1musa2musa3さりがたき街、広島の思い出もって電車に乗ろう。
「むさし」というおむすび屋さんの弁当買って新幹線。
「若鶏弁当」というむさしイチオシの弁当でおかずが独特。
鶏の唐揚げ。

枝豆、キャベツにウィンナー。どれもがビールの肴にピッタリ。出張おじさんにはこういう組み合わせはたまらないでしょう。
おむすび2つのおかずにするのもそれはそれ。おかずを肴にビールを飲んで、〆でおむすびというのもまたよし。
出汁を手水にギュッとにぎったおむすびで、海苔でギッシリつつんでる。噛むと海苔がムチュンと歯切れてお米がブルンと飛び出してくる。その食感が独特で、広島に来るとどうしても食べたくなっちゃうごちそう。具材は昆布と梅干で、どちらを最後に食べようか…、っていつも迷うのもオモシロイ。

 

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コメント

  1. にゃおにゃん

    むさしのおむすび、藤い屋の焼き立て、厳島神社、お好み焼き、あなごに誘われて、広島二泊の旅を計画しました。
    先日の神戸もですが、足跡たどってストーカーみたく追っかけてみます。(笑)

    • サカキシンイチロウ

      にゃおんさん
      この広島のプラン。とてもゴキゲンでたのしい広島の友人に作ってもらったものでした。
      こんな広島ってステキだなぁ…住んでみたいなぁと思うプラン。シアワセのおすそ分けができたような気がします。

  2. にゃおにゃん

    お昼に着いて宮島直行。ふじたやであなご飯をいただき、厳島神社に参拝して、牡蠣祝でキウイモヒートし、藤い屋でもみじ饅頭&お茶。ホテルに入る前にちからのおはぎを買って小腹を満たしました。
    翌日はANAクラウンのクラブラウンジで満足モーニングビュッフェ、てくてく歩いてアンデルセンを記念撮影してランチは悟空で広島焼き。広島在住の友人にアテンドしてもらいましたが、知らないお店ばかりと喜んでおりました。明日はむさしのお弁当買って帰路につきます。
    素晴らしいきっかけありがとうございました。

    • サカキシンイチロウ

      にゃおにゃんさん
      うわーっ、コメント見ながらこのときの旅行のコトを思い出しました。
      また行きたいなぁ…。
      今度はまた違ったお店をご紹介できると思います。

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