シャインマスカットのパスタ

いつもお供え物がお菓子やパン。
たまには果物をとシャインマスカットと桃を買った。
桃はまだちょっと硬めでしばらく追熟させる。
シャインマスカットの実は甘くてクチュっと固くてとてもみずみずしくて。
そのまま食べるだけでは勿体ないなと、パスタに拝借。
10粒を2つに切り分け半分をボウルに入れる。
同じサイズのトマトを6粒。これも2つに切ってボウルに入れて塩とオリーブオイル。ミントの葉っぱをちぎってくわえて休ませる。
スパゲティーニを長めの8分。たっぷりの塩と一緒に茹でて冷ましてボウルに入れて、よく揉み味をなじませる。お皿にうつして残り5粒分のシャインマスカットをちらして食べる。甘くて酸っぱく、トマトの旨味と塩でしっかり味が整いなんとおいしい。こんなにおいしいモノがあるのに、死んでしまうのはもったいない。一緒に食べて笑いたかった。今日はちょっと昼寝する。

調理するたび台所と洗面所の間を行ったり来たりするのは面倒。
それで近所の喜多方ラーメンの「坂内」にくる。
特徴があるようでなく、ないようであるという不思議な料理。
メニューブックに「くせになる毎日たべたくなるラーメン」というキャッチフレーズ。毎日食べたくなるかどうかは別として、くせになるのはその通り。
ときおり無性に食べたくなって、食べたくなると口の中にあたかもラーメンがあるように感じるほど。
チュルチュルとした喜多方ラーメンの特徴のひとつでもある麺の食感を心置きなく味わいたくて「和風冷やしラーメン」を選んでたのむ。
チャーシューは炙って別添え。シャリシャリ玉ねぎと味付け玉子を追加しました。
醤油風味の透明スープ。見事に透き通っていてスープに氷が浮かんでいなければ、熱々のラーメンじゃないかと思ってしまいそうなほど。

太め、平打ち。ゆったり縮れてよじれた麺。
チュルンとすすると、麺が唇の間を割って口の中へと滑り込む。スベスベしててなのに縮れのおかげでしょう。
スープをたっぷり持ち上げ、口が潤う。
冷たいのに旨味がくっきりしていてしかも醤油の風味の濃厚なこと。ラーメンの風味にコクをあたえてくれるのは「脂の力」ってよく言われる。けれど脂の力を借りずともこれほどおいしいスープができるというのにいつも感心。
味付け卵はほどよき半熟。口に含むと甘みと軽いエグミが舌に広がる。炙ったチャーシューはわさびをたっぷりつけて食べてもわさびの辛さが甘みに変わる。それほど脂がネットリおいしい。

刻んだ玉ねぎをのっけて胡椒をたっぷりふる。シャリシャリとした食感に玉ねぎ独特の辛味と甘みがスープに混じって、口の中が騒々しくなる。いわゆるネギと違った食感、そして味わい。オキニイリ。
氷の下によじれた麺が沈んでいるのが透けてみえるのがなんとも風流。
ゆっくり、ゆっくり味わいながら食べてくと氷がとけて自然とスープが薄まっていく。最初、飲むには少々濃かったスープがほどよき味になってゴクゴク飲めるようになる。お酢を注いでゴクゴク飲んだ。
冷たいスープでありながら、お腹が冷えるような感じがせぬとこが、オモシロイなと思う夜。

 

関連ランキング:ラーメン | 四谷三丁目駅曙橋駅新宿御苑前駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。