シティベーカリーとよし田の蕎麦

三連休の最後の月曜。銀座をぶらり。
朝にシティベーカリーで軽くお腹を満たすことにした。
ここの人気のプリッツェルクロワッサンを一個。オキニイリのコーンポタージュをもらって朝のひと揃え。
ざっくりとした重たいクロワッサンです。表面はゴツゴツしていて目を凝らしてみつめると塩の結晶がキラキラしている。そのさまたしかにプリッツェル的。
つまむとボロリと焦げたパン生地が壊れて崩れ、つまんでちぎって引っ張るとムニュンと伸びる。パンの繊維が細かく伸びてちぎれてく。
ザクザクでありふっくらであり、塩の旨味と生地の甘み。バターの香りがどっしり濃厚。それをコーンポタージュに浸して食べると、しっとりぽってり。お腹あったか、満たされる。

 

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そのまま銀座で昼ご飯。蕎麦屋の「よし田」にやってくる。
かつて銀座7丁目にあった一軒家で営業してた。
銀座には他にも一軒家で営業している蕎麦屋が何軒かあって、そんな中でも大きく古い店だった。
ところが再開発で立ち退き。近所のビルの中へと移転した。
ビルの二階。エレベーターで上がると入り口。コンクリートと鉄に囲まれ窮屈そうな、でもいかにも蕎麦屋の入り口って感じのしつらえ。ガラリと開ける。
ゴキゲンなおばさんたちに出迎えられてテーブルにつく。メニューは豊富。鶏肉ミンチをまるめてパン粉をまとわせ揚げたメンチカツみたいなのをコロッケと呼ぶ。それをのっけたコロッケそばがここの名物。ただ今日の目当ては「すごもりそば」。

茹でた蕎麦を素揚げしてあんかけかけて仕上げた蕎麦。
大抵はそば出汁にとろみをつけたあんが普通。
ところがココにはカレーあんかけも用意されてて、それを選んでたのんでみる。
お皿の上に盛り上がるカレー色したつややかな山。
あんの中にはエビにかまぼこ、鶏肉にネギ、それからしいたけ。

いわゆるカレー南蛮の中にはいるべき具材がたっぷりはいってて煮込まれくったり。カレーのあんに包まれテカテカしていて食欲さそう。箸をつっこみひっくり返すとあんの下から麺がドサッと。揚げられバリバリ。色黒で油を含んで揚がったからでしょう…、太めで噛むとゴリゴリ砕ける。香ばしい。

あんかけカレーをたっぷりまとってバリバリガリガリポリポリと、口の隅々にささってきそうな騒々しさにまずウットリ。これが蕎麦とは思えぬ歯ごたえにワクワクしながら食べすすむ。
カレーの味はまさに蕎麦屋のカレー南蛮。出汁がしっかりきいていてかえしの風味でとても日本的。食べ続けると徐々に蕎麦がカレーをすいこみやわらかくなる。揚がった蕎麦には無数の穴があいていてそこからカレーが染み込みやわらかにしてるんでしょう。蕎麦そのものが揚げられたことを忘れてしまっているような食感。これはおいしい。
ランチタイムのサービスに俵型したおむすび一個。カレーのあんには胡椒たっぷり。だから食べ続けると舌に辛味が積もってヒリヒリしてくるところ。舌をホッとしてくれる。満ち足りました、オキニイリ。

 

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