シアワセのおすそ分け

今日はおよばれ。
お客様のお嬢さんの結婚披露宴に参加しました。
庭のキレイなウェディングハウス。
ホテルや結婚式場でするのとは違った、手作り感に溢れた環境。最近、人気の結婚披露。参加者も家族、友人、会社の人たちと常日頃から密接なかかわりのある人たちだけで、そこにお招きいただいたというのがなによりウレシイ一日。
大きな窓に囲まれた温室みたいな明るい部屋が花で飾られ、その正面に椅子が2つ。普通ならば前にテーブルが置かれているのにそれはなく、椅子だけが置かれているというのが独特。
参加者と写真を撮るときの距離が近くてだからみんな何枚も、何枚もずっと写真を撮ってた。思い出を残すにステキなセッティング。堅苦しいご挨拶もほとんどなくて、ほぼいきなりに乾杯をして食事がはじまる。

いいお料理でした。いろんな列席者に配慮して、和洋折衷のコース料理が出てくることが多い昨今。最初から最後まで揺るぎなくフランス料理というのが逆にとても新鮮。
しかも軽やか。まずサラダ仕立てのカルパッチョ。玉ねぎの甘みを活かしたドレッシングをあしらいシャキッと口に軽やか。お腹がじんわり目覚ますゴチソウ。続いて温前菜としてアワビのクリーム煮。これが本当においしくてパンで拭ってソースも一滴残らずキレイに食べる。トリュフの香りが鮮やかなクリームスープでお腹をあっため本格的な料理が続く。

まずは魚。アマダイをソテしたところに軽いトマトのソースを合わせる。
結婚披露宴です。
しかもとてもカジュアル。
会場にいるほとんどの人が顔見知りという空間で、だからお酒がどんどん進む。
シャンパン、ビール、ワインに日本酒と気付けばズラリとテーブルの上にお酒が並ぶ。
しっかりお腹に料理を入れておかないとお酒に負ける(笑)。
だからソースをパンで拭って味わえるこういう料理はとてもうれしい。
しっとりとした魚の切り身もおいしく、口の中でとろけてく。

メインの肉に向かう前。口直しにとグラニテが来る。
かつてはシャンパンだとかキツのフルーツを使った甘く華やかな味わいのグラニテがほとんど。
今日はバジルとトマトのグラニテ。
酸味と甘みが力強く、バジルの香りが地中海的なムードを作る。甘酸っぱいというのはフルーツ的な特徴なのだけどトマトの旨味が、これは料理と気持ちをむける。
お酒でほてるお腹をスッキリさせる。
牛ヒレ肉をこんがり焼いてワインを煮詰めたソースで食べる。肉の繊維がホロリととろけ、脂の香りと旨みが口に広がるおいしさ。お腹もほどよく満たされる。
一杯話して一杯笑い、途中でゲームがあったりもしてなにより新郎新婦との距離の近いステキなパーティー。キャンドルサービスもケーキカットもないただただみんながふれあいたのしくなる時間。でもやっぱりケーキカットはあっても良かった…、だって甘いものがほしいもの。

そう言ってたら食後のデザートをご用意しました…、ってテラスに案内されるとそこにはデザートバフェが出来ていた。
みんなたっぷり飲んで食べ、なのにわーって喝采がある。甘いものは別腹なのは女性の専売特許じゃなくて年齢、性別問わぬコト。みんな次々、食べたいものをとってたのしむ。ボクはシュークリームにバニラアイスクリームをとってコーヒーお供にお腹に蓋した。
若い二人のあふれるシアワセをおすそ分けしてもらうステキな午後でござった。アリガタシ。

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