サービスが良いと感じたいきなりステーキ

曙橋のいきなりステーキにやってきてみる。
いつも行くのは新宿二丁目で、そこも決していい場所じゃない。とはいえ近所に伊勢丹があり一頭立地のはずれという場所。
ところがここは周りに大型商業施設はなくて駅も都営地下鉄の駅ひとつ。
新宿界隈のいい場所の店はみんな閉店。家賃と売上のバランスがとれる店だけを残したのでしょう。四谷三丁目にあったお店は半年足らずで閉店したし、そこよりおそらく立地の悪いここがなんで残っているのか…。
駅の近くの一階にある。周りにこれといった洋食系のお店がなくて、この界隈のニーズを独り占めできているからなんでしょうか…、次々お客様がやってきてにぎわってるのにちょっとビックリ。

お店のスタッフも厨房の中に3人、ホールに2人とお店の規模にあわせたほどよい状態で、悪くないなぁってまず感心。
ところでお店の外に「分厚い美味なステーキでお腹いっぱいになるのが本場アメリカの当たり前の食べ方」という開業当初からのキャッチフレーズが貼られてる。
アメリカで当たり前なことが日本で当たり前じゃないのはおかしいというこの価値観。昭和だなぁ…、ってしみじみ思う。オモシロイ。
ワイルドステーキの200gに半ライスというのが最近いつも注文する組み合わせ。これをビーフピラフにして食べるというのが好きで今日もそれ。

ちなみにこの食べ方。
鉄板が熱々のうちにしなくちゃいけないことがある。
肉をひと口大に切り分ける。
切り分けた肉を鉄板の片側に寄せスペースを確保する。
そこにご飯を移して醤油をザザッとかける。
サイドのとうもろこし、ブロッコリやキャロットグラッセも一緒にナイフ、フォークでカチャカチャ混ぜるという一連の作業を一気呵成にやらなきゃいけない。
ぼやぼやしてると鉄板の温度が下がってご飯がしっかり焼けてくれなくなることがある。だからいつも急いで必死になるのだけれど、今日は今まで感じたことがないほど鉄板が熱々だった。しかもその熱々がしばらくずっと持続してジュージュー音を立てている。つまり器がしっかり蓄熱しているわけです。

なんだかいいぞぉ…、って思いながらいつも以上に入念にしっかり混ぜてご飯をキレイに焼いていく。とうもろこしにも焦げ目がついて、焼けた香りがこうばしい。
わさびをたっぷり、胡椒をカリカリ、タバスコバシャッと味や風味を整えてハフハフ食べて、食べ終えるまで器が熱くてびっくりしました。基本的なことが決められたとおりにできているって、こんなにステキなことなんだ…、って。
お水が減るとお願いせずとも継ぎ足してくれる。荷物が汚れないようにとクロスをかけてくれたりもする。ステーキが安く食べられるファストフードじゃなくて、これならファストレストランって言ってもいいんじゃないかと思った。
この店だけのことなのか…、あるいは他の店もこういうレベルになったんだろうかって思ったりもした。お勉強。

 

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