グズマンイーゴメズの粉モノタコス

重たくなくて、パリパリしてて、フレーバーのよいモノを食べたい…。
本調子でない体がそういう命令を出す。
何にしようかちょっと考え、もしかしたらタコスなんかがいいかもしれない。
場所はちょうど原宿で、それならグズマンイーゴメズがあるではないの…、とそれでグズマンイーゴメズ。オシャレの殿堂、ラフォーレ原宿の2階の店にやってくる。
最近、ポツリポツリと増えはじめているオーストラリアから来たメキシコ料理のファストフード店。日本に上陸したときは、ブリトー推しのプロモーションをやっていた。確かにココのプリトーのズッシリとした充実感と味わい深さはなかなかのモノ。ただ今日の気持ちはやっぱりタコス。とうもろこしのハードタコをツーピース。ひとつはチキン、もう一種類はビーフステーキ。どちらもスパイシー味に仕上げてもらってワカモレトッピングで注文をする。

小腹満たしの分量で、ダイエットコークをつけて1220円でござんした!世界的にはほどよい値段に違いなく、けれど日本ではやっぱり高く感じます。
素性ただしい野菜や素材を使った料理。
だから決して高くはないけど、他の料理があまりに安くてだから日本で正直に商売するのは本当に大変、難しいんだろうって思ったりする。
なやましい。
すべての料理にラベルが貼られる。これを最初にみたときは、工業製品みたいな感じで好きじゃなかった。けれどおそらくこれからの「生産性と品位」のバランスをどのようにしてでもとらなきゃいけない環境の中では、こういう工夫もしょうがないか…、と、ボクの気持ちの受け入れ準備が徐々にできていたりする。未来の食卓を見ている感じ。しょうがない。

パリパリ砕ける軽快な生地。とうもろこしの香り豊かで、焼けた香りが香ばしい。
一口大に切ったチキンと牛肉はコリアンダーやクミンに胡椒、エキゾチックな香りをまとってガツンと奥歯を叩くような噛みごたえもなかなかたのしい。そこにサルサがタップリのっかる。トマトにオレガノ、オリーブ、それからコリアンダー。ビリビリ辛くてみずみずしくて、体が潤うような味。
シュレッドチーズが風味をそえて仕上がっている…、のだけれど、レタスのような生の野菜がほとんど中にはさまってない。さみしいなぁ…、野菜をタップリ食べられるのがタコスのいいとこなのに、これじゃぁまるで粉もの料理。
コストのこともあるんでしょうネ…、でもこれだけの値段をとりつつしかもノーサービスというシステムでこのクオリティはないだろうなと思って食べる。勿体無い。

 

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