ガイトーン、スキンレスなカオマンガイ
昼を渋谷のはずれてテキパキ。
渋谷の街は明治通りと246号という大きな通りで分けられている。
特に246号は交通量の多い通りで、渡ろうとすれば必ず歩道橋を上がって降りてをしなくちゃいけない。
駅の向こうはずっと渋谷の街じゃないような不便なエリア。
渋谷でもない、代官山でも青山でもない。
なんでもない街の小さなお店。
カオマンガイの「ガイトーンTOKYO」にやってくる。
テーマカラーのピンクが鮮やか。
入り口脇に厨房があり、茹でた丸鶏がぶら下げられてる。どこか屋台な感じがするのが気軽でたのしい。
本国タイでは人気があって、有名な店。日本じゃあまりブレークしません。もったいない。
この場所で開業したのは2年ほど前になりましょうか。最初は結構、人気があってわざわざやってくる人も多かった。けれど不便な場所です。しかも近所は大盛り、野郎系の店が多くて特に工事現場の腹ぺこさん向けの弁当屋なんかが目立ちます。
彼らにとってカオマンガイなんて、よほどのことがないと食べたいと思わぬ食べ物。
同じ渋谷でも246の向こう側でお店をやってりゃもっと人気がでたんだろうなぁ…。
と不運を思う。
厨房の脇を通って奥に入るとステンレスのテーブルにピンクの椅子が並んで小さな食堂がある。
席数にして20席ほど。
これまたどこか屋台の前に置かれた客席みたいな感じで、場所を変えればおしゃれに見える。工事現場が間近にあっちゃうこういう場所だと機能性ばかりが目に付き現場食堂のように見えたりするのが難点。ただカオマンガイという料理をおいしく見せるムードもあって、ボクは好き。
鶏肉の量だけダブルで…、って注文ができるようになったというので、それをためした。
ここでは鶏を「皮付き」「皮なし」で注文できて、当然のようにスキンレス。ほぼ胸肉というのもボクにはうれしいレシピ。
それにスープがついてきます。鶏ガラを炊いて煮出したサラサラスープで、鶏の匂いがフワンと漂う。そのスープで炊いたジャスミンライスは香り豊かで鶏の匂いが気にならないのが不思議なところ。
100円でパクチー募金をすればパクチーが食べ放題になるというので100円追加で都合お値段1200円。テーブルの上には刻んだ青唐辛子が小瓶に入って並べられ、甘辛酸っぱいタレが添えられひと揃え。パクチーぱらりと鶏胸肉の上におき、青唐辛子を入れたタレをかけてパクリ。しっとりとした茹で鶏がひんやりおいしくて、今日のような暑い昼にはなんともうれしい。
ネットリします。脂をもたない鶏胸肉が最初はバサバサ、口の唾液を奪っていってところがたちまちとろけてなめらか。鶏のおいしい香りに混じって醤油の風味とパクチーのアジアな香りが鼻から抜ける。最後にタレの酸味が味をひきしめスキッと膜を引く。
ジャスミンライスのおいしいコト。パラパラで香り豊かで味わいがある。鶏のとろける感じの真逆で、口の中をパラパラ散らかり騒々しくする。おいしいなぁ…、このジャスミンライスだけでもお土産に持って帰りたくなる味わい深さ。スープの中にもパクチーたっぷり加える。すると鶏の臭みがまるでなくなり飲みやすくなるのがなんだかうれしい。
皮をキレイに削ったキュウリがみずみずしくて口をスッキリしてくれる。これも二倍で注文できたらほぼ完璧に違いなく、もっと手軽な場所にあったら頻繁に通うだろうな…、と思いもします。もったいない(笑)。
今日わたくし有休を取って渋谷界隈をうろうろしておりました。
ランチは20年ぶりくらいの福田屋さんで。
おいしいおかめそば堪能してまいりました。
そういえば、福田屋さん近くのセガフレードザネッティ閉店してました。
エスプレッソおいしかったのになあ
ちいさん
なんと、ボクも今日は渋谷の福田屋さんだなぁ…、冷やし茄子蕎麦にしようと思っておりました。ところがあまりn暑さで駅の反対側にいく元気がなく、それでガイトーン。
もし気合を入れればお目にかかれたかもしれませんね。
渋谷のセガフレード・ザネッティ。大きくて気持ち意味せでしたのに残念です。
カオマンガイ大好きです
うちの近くの川崎にもガイトーンがあったのですが、
閉店してしまいました。
美味しいカオマンガイが食べられなくなってしまって、
すごく残念です。
いつか渋谷のお店に行ってみたいです!
ひつじとさかなさん
川崎というとラゾーナの中にあったお店でしょうか。
こんな便利なところにガイトーンがある街ってすてきだなぁ…、と羨ましく思っていましたが閉店とは残念。
カオマンガイのようなものを売るお店は増えましたがやはりガイトーンの本物は一味違いますよね。渋谷の街は日々、変わり続けるダイナミックな街。観光気分でぜひ。