朝のエスプレッソトニックにチーズワッフル

オキニイリのヴァーヴコーヒーロースターズ。今日は朝来る。
新宿駅の新南口側の駅ソトにあり、店の空気が若々しい。働いている人が若々しいのがいいのでしょう。コーヒーが好きで好きでしょうがなく、その好きなコーヒーでお客様をシアワセにしてあげた…、って気持ちが伝わる。
明るく元気、自由な感じであたたかい。
気取りがないのもステキなところ。もともとカリフォルニア出身。それもサーファーの聖地のひとつとして有名なサンタクルーズに本店がある。そういうところもここのムードを作り出しているのかも…。エスプレッソトニックを作ってもらう。
最近オキニイリにして、そのオキニイリのきっかけとなったのがここのエスプレッソトニックで一緒にワッフルをお供にもらう。

ここのエスプレッソはフルーティーで強い酸味に特徴がある。
それをトニックウォーターで割って仕上げる。トニックウォーターの甘みに苦味と、エスプレッソの酸味と渋み。
香りはコーヒーに間違いはなく、けれど味わいはどこかフレッシュフルーツジュースのソーダ割りのような感覚。
氷の上にオレンジの皮をすりおろしてそっと置いて仕上げるところが独特で、それで一層、グレープフルーツのジュースのような風合いになる。オモシロイ。注文をしてから作るワッフルは甘いの、甘くないのがあって甘くないのにクリームチーズ、生ハムのっけたのがオキニイリにて今日もそれをおやつに食べた。

それにしてもお店の人のコーヒーに対する姿勢の真摯なコト。
どんなに忙しくて手を抜かない。
だからときに待たされることもあるのだけれど、コーヒーにとても丁寧に接する様をみていると、それをこれから味わうであろうボクまで丁寧にもてなされているみたいに感じる。

アイスドリップをたのむとフラスコの中に入れた氷に直接コーヒーを落として冷ます。
温度を測ったお湯を少量づつ垂らし仕上げる。
アイス抹茶ラテなんて、抹茶を茶器と茶筅でシャカシャカ点てる。
背筋を伸ばして凛々しくシャカシャカ。
点てたばかりの抹茶を氷の上に落としてミルクを注ぐ。
このやり方ならうちでも抹茶ラテを作って飲めるよなぁ…、って思ったりする。特別な設備がなくちゃできないコトでもてなすよりも、手技と手間と情熱でできる料理はおいしく感じる。オキニイリ。

そしてワッフル。ワッフル自体にパルミジャーノチーズがたっぷり混ぜこまれ、焼けたチーズの香りがおいしい。ザックリ歯切れて、ふかっとしながら崩れて溶ける。食感軽やかでずっとチーズの香りが残る。
それだけ食べてもおいしいところ、マスカルポーネをのっけると口に入れた途端にフワッととろけて、ワッフル生地をふっくらさせる。酸味爽やかでしっとりとしたとろけ具合がオゴチソウ。プロシュートは脂おいしく塩の旨味とネットリとした肉肉しさにウットリとする。粗挽き胡椒が風味を添えて、小腹満たしになんともぴったり。口の中で仕上がるイタリア料理みたいな感じがオキニイリ。

 

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コメント

  1. EIKO ISHIKAWA

    オレンジの香りのするエスプレッソトニック、チーズ風味のワッフルに生ハム。
    なんて贅沢な組み合わせ~!
    こういうお店が外国人観光客にも知って頂けるようになるといいのにな、と思うような日本人ロコだけの楽しみにしておきたいような…などと、増設された東京駅のグランスタの飲食店ラインナップを見てきて思いました…

    • サカキシンイチロウ

      EIKO ISHIKAWAさん
      手垢がついたカビ臭い「いわゆる日本の名店・料理」とは一味違った「今の日本の料理やお店」をどんどん知ってもらいたいって思いますよね。
      東京駅のグランスタは、誰に向けてのお店なんだろうって思うようなところもあったりして、ツッコミどころ満載だったりしますね。

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