エグゼクティブ「風」ラウンジの朝

昨日泊まったホテルがちょっとオモシロかった。
古いホテルをリノベーション。
全館エグゼクティブフロアというのをテーマにした上等ムードのホテルでござった。
チェックインはカウンターではなくて椅子に座ってデスクで行う。部屋も広くて極めて快適。
なによりバスルームが大きく、昨日はのんびりお風呂で汗を流した。
レストランはなく、宿泊者専用のエグゼクティブラウンジでウェルカムドリンクや朝食をたのしめるという、たしかに気持ちが贅沢になる。
安く売ることばかりに一生懸命になる風潮の今、こういう工夫っていいなと思う。

朝のラウンジに集まる人たちの姿さまざま。ビジネスマンのいるけれど、家族連れのファミリーやインバウンドの人たちと「旅を目的にした」人たちが多く集まる。


和食、洋食のどちらかを選ぶ。メインは厨房から運ばれてくるのだけれど飲み物は自分でサーブする。ラウンジの中央にそのためのカウンターが置かれてて、飲み物以外にもサラダやヨーグルト。パンが置かれてセルフサービス。小さい規模のホテルだからツアーグループの人がいないからなのか、バフェカウンターの周りの景色ものどかでおだやか。平和な朝…、ッて言う感じ(笑)。
それにしても、こんなところにも賢いトースターが頑張っている。チーンっと明るい音と一緒に甘いトーストの匂いがしてくる。
あぁ、朝だなぁ…、ってしみじみ思う。

和食にしようか、洋食にしようかちょっと悩んだ。
カサカサとしたパンをひさしぶりに味わいたくて、洋食に…、とココロが動きはしたのだけれど、トーストならばセルフサービスのバフェでつくればいいかと思い、それで和食を選んで待った。
それに決め手は、メニューを持ってきた人が説明しながら最後に「和食には讃岐うどんをおつけすることもできますが…」と言った一言。
香川県のホテルの朝には、必ず讃岐うどん的なモノが用意されていて、それが不思議とおいしかったりするから和食。
出来上がるまで、サラダバーでサラダを盛り付け、ペリエをグラスにいれてゴクリとお腹を目覚ます。

四角い大きなお皿に料理がキレイに並んでやってくる。
お膳に小皿が並ぶ、いわゆる「お膳スタイル」を見慣れた目には、大皿に料理という景色がちょっと新しい。
お皿の上に並んだおかずは、出汁巻き玉子にブリの照り焼き。厚揚げを蒸して上に木の芽和え。組み上げ豆腐にきんぴらにしたゴボウにレンコン。イワシの梅煮とどれもがご飯をねだるゴチソウ。ほうれん草のおひたしもみずみずしくて気が利いている。田舎の味噌で炊いた野菜の味噌汁にご飯に小さなお鉢に入ったうどんでひと揃え。味付け海苔もついていました。必要十分な朝となる。

それにしてもこんなところにもしょうゆ豆。はじめてコレを食べる人って、どう思うんだろう。ホツホツとした豆の食感、甘み控えめの醤油の味が強い味付け。豆の煮物と思って食べると、未完成品のような味わい、食感。はじめて食べると多分、ビックリする味で感想聞いてみたくなる。
うどんは少量。けれど上に平天がのり生姜がポッテリ。イリコの風味の出汁は立派に讃岐風。チュルチュル食べて、朝をむかえる。午前中はちょっと仕事の打ち合わせ。午後から母に会う予定。

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