アンクラーでチョリスを齧る

今年最後の仕事でウロウロ。銀行回りなどをメインに東京の街を西から東に移動する。

adt1adt2師走の極みとでもいいますか、気持ちが忙しくそれでドトールコーヒーで朝ご飯。
テキパキ食事をするにはかなりのアリガタサ。

レタスドッグをたのんで食べる。
さっくりとしたジャーマンブレッド。
歯切れ感がおいしくて、もしかしたらコストダウンのおかげかなぁ…。
もともと軽い触感だったパンが最近、とみに軽い食感になっているような気がするのです。
空気をたっぷり含んで焼けてる。ドッシリとしたパンより粗めのパンを軽くトーストすると、挟んだソーセージのムチュンと感が際立ちおいしく感じるステキ。
ソーセージのみずみずしさも引き立って、すごくジューシーなんじゃないかと勘違いする。結果オーライなオゴチソウ。
お供のカフェラテの泡が今日は、いつも以上にふっくら感じて、お腹がやさしくあったまる。
さてもうひと仕事、がんばりましょう…、と移動する。

東京駅の近所で今日の仕事のピークを首尾よくテキパキ、片付ける。ほっと一息。

anclre次の予定までぼんやりしましょう…、と、ヤエチカの中。頭の栄養…、甘いもの。
「アンクラー」っていうお店にくる。

もともとスパニッシュバルとして作られている店。
だから夜にはお酒もたのしめそうな、かなりしっかり作り込まれたレストラン的造りの空間。
なのに入り口脇にチュロス専用の厨房がある。
お菓子工房然とした可愛らしい作りで、そこから甘い匂いがしてくる。
前の通路を歩いていると、思わず歩くペースが落ちて見てしまう。
一日、人がのべつまくなく歩いている地下街だからこそ、こういう工夫はうれしい工夫。
ボクもこの店の前を通るたび、足の歩みがちょっと自然に遅くなる。

anclre churosanclre ccしかもチュロスとコーヒーのセットがあるのもありがたい。
今年の仕事が落ち着いた、ついでにたのしい朝のおやつとして食べる。

ちょっと細めで、表面ゴツゴツ。
持ち上げるとヒョッと軽く持ち上がり、ふんわり感が手に伝わってくる。
甘いバニラの香りがまず、最初に鼻から抜けていく。
それと一緒に、焦げた小麦と卵の匂い。
ホットケーキのような香りと風味が口の中に広がる。なのに食感はコツコツ固い。
指でつまんで齧るとサックリ。
軽く歯切れて口の中へと転がり込んでやってくる。その食感がたのしくて、なにより細めの形。指でつまめて、つまむとほんのりあったかいのがたのしい先味。できたてなんだ…、とウットリできる。

anclre cafeほんの少しの弾力と乾いた感じが、クッキーでもなくドーナツでもなく、ちょっと独特。
それがチュロスというお菓子の特徴なんですね。

食べやすいよう切り分けたものに、チョコレートシロップとホイップクリームがついてくるのが、ちょっとオサレなスイート風。
そのクリームに漬けるとポッテリ。
表面のギザギザ部分にしがみつき、口の中へとやってくる。
それまでそっけなかった生地が、トロントなめらか。ふっくらするのが面白い。

お供のコーヒーにトプっと浸して食べるとしっとり。不思議なコトに、甘さがすっかりなりを潜めて、コーヒーの苦味と酸味が際立ってくる。
オモシロイなぁ…、軽い甘みが苦味、酸味のブースターになる。
チュロスを食べた残りのホイップクリームを、チョコシロップと一緒にコーヒーの上に浮かべて飲んだ。
酸味引き立ち、頭がキリッとリセットされる。さぁ、仕事!

 

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