アサヒルカネテ沼津港

昼、ひさしぶりの沼津港。
昨日、夜更かししちゃってそれで朝寝坊した。
だから朝ご飯と昼ごはんをかねてと開店とほぼ同時に突入。
さすがにお店の中は静かで、すんなり入れ、にも関わらずベルトの上に寿司のお皿がしっかり流れているのに感心。
最近、回さぬコトを特徴とした回転寿司が増えてるけれど、やっぱり回転寿司のベルトの上には寿司が流れていてほしい。
それも巻物だとか軍艦だとかじゃない握り寿司。カニサラダとかマヨコーンだとかかつては寿司のネタと呼べないものでなく、マグロにイカ、エビやハマチが流れていると、なんだかホッとしたりする。今日もベルトの上はいい状態で、お茶を注いでニッコリします。

今日、特別のネタが書かれたホワイトボードにズラリと魅力的な貝類。
活きのホッキに本ミル貝。
活きのつぶ貝。
活きの赤貝。
活きのトリ貝。
「活」と「本」の文字には赤い丸が囲んでて、その表現がおいしそう。

それら5つをまずはたのんでひと揃え。
寿司における貝の良さは、多彩な食感と個性的な香り、そして力強い旨味が存分にたのしめること。
例えばつぶ貝はゴリゴリゴリンと奥歯で砕けて、噛んでくうちにどんどんとろけて粘っていく。
一方ミル貝は同じように砕けるのだけど、その砕け感はちょっと軽やか。
パリパリ。
奥歯のところで花火が爆ぜているような騒々しさをたのしめる。

生のトリ貝はクニュクニュ。
なかなか噛み切れてくれず飲み込みどきを探りながらそれでもクニュクニュ。
ミネラル分がタップリで、まるで鉄を舐めたみたいな渋みが残るホッキはふっかり。
ムッチリとしてやさしくとろける。ムチュンとスベスベ、昆布のような旨味と粘りが特徴的な赤貝と、どれも独特。オゴチソウ。

生のスミイカがあるという。
お願いすると分厚く、ツヤツヤ。深く包丁を入れたところがめくれるほどに鮮度抜群。
噛むとサクッと歯切れつつネットリネットリ、粘ってとろける。
しかも甘くてニッコリします。
カンパチは思ったよりもさっぱりしていて、ちょっと馴れた感じ。
刻んだネギをちらしてるんだけど、カンパチ自体の味が少々弱々しいからネギの香りがじゃまになる。しょうがないけど、しょうがない。
ブリは見事な状態でした。脂がおいしく、ブリッと歯切れて舌の上で花が開くようにして広がりとろける。焼いた穴子に甘辛のツメ。シャリと一緒にこれまたとろける。お腹がそろそろ足りてくる。

ウニをもらった。ミョウバン臭のしない水で保管されてたよきウニで、香りは少々弱々しいも甘くておいしい。海苔も一緒にとろけてシャリとひとつになって、口の中がウニでいっぱいになったような気持ちになってく。
積み上がったお皿の数の分だけお腹が満ちた。お腹だけじゃなく気持ちもたのしく豊かになって、そろそろ満腹一歩手前のこの皿の山。
トロタクたのんで〆とする。コリコリ奥歯で砕けるタクワン。ネットリとろけるトロの脂と、誰がこの組み合わせを考えたんだろう。タクワンもトロも互いを引き立てあって、おいしくなってく。お茶をゴクリと飲んでお腹を温めました、満ち足りる。

 

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