アイスをお食べと、アントワネットさまが言う!

lad mise四川料理でお腹に軽く汗をかき、甘くて冷たいモノでお腹を癒やしましょう…、とお店を探す。
最初はどこかでかき氷でもと思った。
けれど場所は銀座三越。
「ラデュレ」がもしも空いてたら…、と、やってきてみて、空いててビックリ。
銀座三越の2階のココに出来た当初は連日行列。
物販売り場でマカロンを買うためだけにも並ばなくっちゃいけなかったほど。ブームは落ち着き、この店が好きな人だけ集まる店にやっとなれたということでしょう。
ロココな感じの瀟洒なお店。お店のほぼ真ん中の落ち着くテーブルをもらえたのはよし。けれどそこにショートパンツのおじさん3人が並んで座る。乙女の花園でこの光景は申し訳なく、代わりに背筋をシャンと伸ばして凛々しくふるまう(笑)。

せっかくだからラデュレの世界を堪能しましょう…、と冷たいアイスクリームデザートを選んでたのむ。ひとり一つづつ、違うモノ。

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フランボワーズのアイスクリームにバニラアイス。シャンテリークリームをタップリのっけて、そこにタラリとフランボワーズのシロップたらす。
クリームの上に冷たくしたフランボワーズとライチを飾って、一緒にパクリ。
ベリー系に独特の酸味が口に広がって、それをホイップクリームがやさしくなだめてなめらかにする。
どこをとっても女性的なる冷たいゴチソウ。
もう一種類はビターチョコレートのアイスクリームとヘーゼルナッツのシャーベット。これにもたっぷりシャンテリークリームがのっかって、キャラメルコーティングの砂糖菓子が散らかり仕上がる。

lad utuwa苦くて甘い。甘いのだけど、苦味が見事に持続して軽い酸味で幕引きをする。
大人の男の嗜みみたいな苦みばしった甘さにウットリ。

ボクはカスタムメイドのアイスクリームの盛り合わせ。
ピスタチオにマロンのアイスクリーム。
それに苺のシャーベット。
これにもタップリ、シャンテリークリーム。それに焼いたメレンゲのっける。
ピスタチオのアイスクリームに混じった刻んだピスタチオ。奥歯で潰れてナッツの香りが鼻から抜ける。
マロンアイスのまるでマロングラッセを口に含んでいるような味わい深さにビックリしちゃう。それらを苺のシャーベットの酸味がまとめておいしくさせる。
焼いたメレンゲがコリッと砕けて、舌の上でシュワリととろける。たまらぬおいしさ。

おそらく今の時代の東京に、マリー・アントワネットがいたら「かき氷を食べることが出来ないのなら、アイスクリームを召し上がれ!」と言ったに違いない説得力に満ちたおいしさ。
器のボウルが芯まで冷えてて、食べ終わるまで冷たいまんま。タップリ汗を書いているのも健気でステキ。オキニイリ。

 

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夜は家で料理をつくる。最近、夜に時間があるときはなるべく家で料理を作ろうと心がけてて今日もあれこれ。

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野菜をメインの料理にします。
まずはダシ。半月ほど前からボクの中ではかなりのブーム。今日は「もってのほか」な感じで仕上げる。
キュウリと茄子、オクラにミョウガと大葉をたっぷり。細かく刻んで、切り昆布と一緒にあわせる。出汁に醤油を注いでしばらく休ませとくととろみがでてくる。そこにナルトを入れるのがボク流で、今日は一緒に赤唐辛子。それから食用の菊を茹でしっかりしぼって合わせて仕上げ。

y sazaeシャキシャキとしたダシ特有の食感に、食用菊のシットリとした食感混じってちょっと独特。菊の渋みがダシの味わいに奥行きくれる。

キャベツをざく切り。塩水くぐらせ、薄切りにした玉ねぎと一緒にフライパンの中。
油をたらして火にかける。
強火でキャベツに軽く焦げ目がつくまで炒めて、そこに鰹節をたっぷりまぶす。
牛バラ肉を一口大に切り分けて、ジャジャと入れてジュジュッと焼く。塩と胡椒とオレガノ、パセリ。ハーブ・スパイスをパパっとふりかけ、ほんの少しの焼肉のタレ。
それから醤油で風味をつける。
シャクシャク、キャベツの食感たのしくキュッキュと奥歯が痒くなるよなたのしい味わい。たっぷりの鰹節と一緒にいためて、そこに牛肉の脂もまじる。だから少ない調味料で味が整うところがステキ。

ほどよきサイズのサザエがあった。スキレットにお水をはって、サザエを並べる。日本酒、醤油を注いだだけで蓋して火にかけ蒸し上げる。
かなりの時間。ひたすら蒸して出来上がり。
新鮮だったこともあり、蓋をとりあげちょっと手首をひねっただけで、スルンと全部が取り出せた。ムニュムニュ食べます。苦い尻尾が命のおいしさ。噛めば噛むほど軽く粘って旨みが広がる。土鍋ご飯がおいしい夜です。明日は火曜日。骨休め。

コメント

  1. Eiko

    ラデュレのこんな可愛らしいスイーツをおじさま三人が召し上がっている…想像しただけでほっこり、Happyになれる光景で、その場に居合わせたかった!
    マカロンが苦手な私としては、ラデュレも他のスイーツが秀逸なこと、もっと知られてほしいなぁ、といつも思います。
    ちなみに「もってのほか」。山形の方が有名なようですが、新潟でも同じように言うのを初めて先日知りました。

    • サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      菊の御紋といえばやんごとなき皇室のお印。
      それを食べてしまうなんて、もってのほか!
      ステキな呼び名ですよね。

      ボクもマカロンはよほどおいしく出来たものでなくては、おいしいと思えないのです。
      口の中に大量のモサモサがやってくる、あの情報量のあまりの多さを処理できなくてあたふたしちゃう。
      ラデュレのマカロンはギリギリOKなのですが、それでもやっぱりこういうくちどけ抜群のスイーツがありがたい。
      堪能しました。

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