みんなが家族になるパーティー

fukudafuku boku新幹線で名古屋まで行き、特急に乗り岐阜に着く。
名古屋と岐阜がそれほど遠くはないというコトをすっかり失念していて、乗った新幹線との乗り継ぎが一番いいのが特急だった。
そのまま行けば富山まで行く。
岐阜から高山線に入るまで、なんと指定席の座席が後ろ向きのまま走ってく。名古屋駅前の大きなビル群がどんどん遠くになっていき、木曽川渡って15分ほど。あっという間に岐阜に着く。電車をそこで降りたのはボクただ一人でござんした(笑)。

そして移動で町中にあるハウスウェディング用のホールに到着します。
今日は仕事というのか、それとも遊びというのかちょっと微妙なたのしい1日。毎月お世話になっている会社の年に一度の懇親会に参加する。

かにの華という和食のお店。牛原という焼肉レストラン。とんかつの店に生産者市場をそれぞれ数店ずつ経営している地元の会社で、全店今日は1日休み。
1日休むと何百万円もの売り上げ損失。
だから昔はほとんどの会社がこういう催しをしていたけれど、今ではすっかり珍しくなる。売上に変えることができない、会社の一体感を得られる機会。今でもやってる会社はどこも良い業績で、業績がいいからできることなのか、こういうことをするから業績が良くあり続けるのか、ニワトリタマゴな貴重な時間。

fuku plate全員参加というわけじゃない。
だって仕事じゃないですから。
来たい人は来てちょうだい…、ついでにパーティーを盛り上げる手伝いをして…、と、そんな感じの縛りなき会。
にもかかわらず100人を越えて人が集まってくる。
しかもほとんどが女性です。
ホールでサービスをする人たちは言うに及ばず、厨房の中で調理するスタッフも女性が多くてビックリします。いつも店舗で会ってる人も、店では制服。ところが今日はみんなそれぞれ自分に似合う装いで、見違えるよう。ドキドキ、ワクワク、いい感じ。

仕事をしていて気が乗る仕事と、仕事だからと割り切る仕事がどうしてもある。気が乗る仕事は、するのではなく「させてもらっている」仕事。仕事付き合いだけでなく、なんだか家族のような関係ができると仕事はどんどんたのしくなっていくく。
…、と、そんな自分の素直な気持ちを言いながら、飲食店で働くことも同じこと。会社で働くことも同じで、みんなが家族になるいい機会に今日1日をしましょうネ…、って挨拶をしてパーティースタート。お茶目な格好で記念殺意をしたり、料理をみんなで一緒につついたり。

fuku 1fuku 2fuku 3

そうこうするうちに余興の時間。店舗ごとに趣向を凝らしたパフォーマンスをして競う。
蟹を食べよう…、ってみんなで歌を歌う店。なぜだか途中で会社を創業した現会長が、乱入の上、見事なジュリアナ踊りで主役を奪ってしまう。
歌と踊りが中心で、去年は三代目J−Soul BrothersのR.Y.U.S.E.Iが一番人気。今年はそれに変わってPerfect Humanが人気のようで、普通に歌っちゃ負けるからと趣向を凝らしたダンス付きと、たのしい工夫に転がり笑う。

fuku crying全店舗のパフォーマンスが終わったところでサプライズ。
社長のお嬢さんが跡を継ごうと、現在、一店長として頑張っている。
彼女の頑張りを支えようと、ボーイフレンドが昨年入社。みんな、二人はいつか結婚するんだろうなぁ…、と思い見守っているのだけれど、彼氏からの正式プロポーズが未だなし。
このままじゃラチがあかないと、パフォーマンスに続けて求婚セレモニー。晴れてめでたく正式カップルの誕生式ともあいなった。

あまりにウレシク泣く花嫁のかたわらで、もっと激しく泣いている不気味なピエロは、パフォーマンスを終えたばかりのお父さん。
つまりこの会社の社長で、なんだか胸がジーンとします。
まるでイタリア・オペラのワンシーンを観ているみたいじゃござんせんか!

会社を繁盛させ続け得ることも大変だけど、その繁盛を次の世代に継なぐことってもっと大変。しかも大切。その第一歩をめでたく踏み出す、その瞬間に拍手をします。

fuku keihinfuku hyousho10年勤続の表彰がある。
今、飲食店そのものが10年続くというのが指南の技の世の中。だから10年変わらずh凸の会社で働けるというのはとても尊いコト。
しかも若い人たちだけでなく、中年、壮年、シニアな人と多彩な顔ぶれ。それがなおさらウレシクなっちゃう。優秀店長。優秀店舗。チームワーク賞など次々、表彰が続いてかなり盛り上がる。

それから福引。豪華景品が並ぶ中、ボクが当てた景品はゴマドレッシングと手洗いソープ。ほどよき福にホッとする(笑)。数週間前にも別の会社の同じような集いに参加。そこでも液晶テレビは人気。それにダイソンの掃除機が最近流行りのツートップのよう。もれなくみんな景品もらい、そしてお開き。また来年。

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