ひさしぶりなり南昌飯店

ひさしぶりの南昌飯店。
気軽な中国料理のお店で、四谷三丁目に引っ越した頃からずっとのお付き合い。
その当時、手軽な中国料理の店はこの店を含めて数店しかなかったのにここ3年ほどで中国料理のお店が増えた。
新宿からほど近く、大型バスが駐車できるからこの界隈はインバウンド向けの中国料理の店が次々できた。前からあったお店の中にもバス旅行客を受け入れる店が何軒かある。
けれどココは地元の人のための店に徹する姿勢を守ってる。だから応援してあげなくちゃとたまにこうしてやってくる。
お店のホールを取り仕切るおかぁさんみたいなおばさんがエネルギッシュで、来るたび「ワザワザ来てくれてありがとうネ」って何度も何度も言ってくれるのがうれしくて、今日もニッコリ。厨房の前のテーブルをもらって食べる。

ホールと厨房の間をいったりきたりしながら大忙し。はじめて厨房の中をしげしげと見たらなんと、冷蔵庫のドアのところに「温度管理・品質管理をしっかりしましょう」と張り紙がある。結構しっかりやってるんだ…、と再認識。
とりあえずの料理をいくつか。「豆苗ちょうだい」って言ったら「今日は空芯菜がおいしいよ」と。たのんで上げるとおかぁさんがすごく喜ぶのがこういう炒め野菜で今日もそれ。シャキシャキトロンとなかなか旨い。
黒酢肉団子が今日のおすすめ。ガリッと揚がったひき肉に黒酢の旨味と酸味がよくあう。酢豚なんかよりずっといいかもとパクパク食べる。

注文してからくるんで作るここの餃子はオキニイリ。
ふっくらとした肉とちょっと酸っぱい菜っ葉の漬物がみっちり入った焼き餃子。
焦げたところはバリッとしてて生地そのものはプルンとなめらか。いくらだって食べられる。

友人は今日の定食。
鶏とカシューナッツの炒め物。ナッツを具材のメインのひとつにした料理なんてなかなか考えつくものじゃなく、でもカシューナッツの砕けてたちまちとろける感じと鶏のふっくらした食感の相性のよさに感心します。
ピーナツでもアーモンドでもピスタチオでもヘーゼルナッツでもなく、カシューナッツだからこそって思ったりもする。オモシロイ。
ボクは海鮮かた焼きそばをたのんでお腹を満たす。

中国料理店のメニューにあるから「海鮮かた焼きそば」ということなんだろうけど、パリポリ揚げた極細麺に軽いとろみがついた具材。アサリにエビに豚バラ肉。もやしにキャベツになるととつまり、どこをとっても皿うどん。中国料理の調理人の悪く言えば節操ないとこ。よく言えば柔軟で器用なところにニッコリ笑う。
しかもこれが案外おいしく、なにより野菜をたっぷり食べることができるのがありがたい。
最初パリパリしていた麺もおいしいけれど、スープを吸い込みとろけるようになったところもおいしくて、ご飯の上にのっけてパクリ。塩味スープがおいしくて、それと同根の玉子スープもまたうまし。

 

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