たっぷり野菜を食べる一日

外食で野菜でお腹いっぱいにしようと思うと、これが案外苦労する。
サラダじゃなくって料理された野菜となると苦労も倍増。そういえばリンガーハットが「麺抜きのちゃんぽん」をやっていたと思ってそれでやってきてみる。
歌舞伎町の映画ビルの一階にあるお店。
外壁がほぼガラス張りという明るい店で、カフェのようにも見える気持ちのよい空間。
メニューを見ると、ありました、ありました。「野菜たっぷり食べるスープ」という名前。
注文すると「麺が入っていない商品ですがよろしいですか」って確認される。例えば「野菜たっぷりちゃんぽん」をたのんだ人に、野菜がたっぷりはいっていますがいいですか?とは聞かないだろうから、ちゃんぽんを売る店で麺を食べないということは普通じゃないことなんだろう…、って思って笑う。

国産野菜480gが一度に摂れるんだという。箸で探って野菜をひっくり返してみても、たしかに麺は入っていない。それでも器を満たす野菜の分量に、よし食べてやる…、って闘志がふつふつ湧いてくる。キャベツがメイン。もやしにニンジン、いんげん豆。きくらげ、豚肉、かまぼこにエビ。具材の種類もたっぷりで特にキャベツの繊維がバリバリ、歯ごたえがよい。
顎を一生懸命使って食べるから分量以上にお腹が満ちる。それにしても国産野菜というだけで安心安全であるように思う…、それって本当なのかっていつも思うけどどうなんだろう。
胡椒をたっぷり、ときおり柚子胡椒味のちゃんぽんドレッシングで味変しながらスープは飲まずにお腹が満ちた。悪くない。

 

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無性にキャベツを食べたくなった。それで半玉分を買ってくる。
ザクザク切って塩を少々くわえたお湯でクツクツ茹でる。
食感残したところで引き上げオリーブオイルでにんにくと赤唐辛子を温めた、ペペロンチーノオイルをかける。
かけたら冷まして冷蔵庫に入れ3時間ほど休ませる。
茹でたキャベツは冷えると甘みが強くなる。しかもキュッキュと歯ごたえたのしくみずみずしくて香りもおいしい。とはいえさすがに半玉分は多くって半分残して明日にお色直しをする予定。
ごぼう、にんじん、大根、油揚げを使って味噌汁を炊く。豚肉があれば豚汁になるところ代わりに野菜をたっぷり使って、スープたっぷりの野菜の煮物のように仕上げた。最近、野菜がおいしくて炭水化物や肉がなくてもお腹がさみしくないのが不思議。オモシロイ。

メインにトラウトを焼きました。ほどよき厚さの切り身をかって骨を丁寧に取り除く。
油を軽くひいたフライパンに皮を押し付けこんがりと焼く。焼きはじめると皮が含んだ水分がバチバチはぜて油が飛んでくるのをよけつつ、皮がバリバリになるまでじっくりと焼く。続いて切り身の裏表。軽く焼きつけお皿にうつし、残った油にトマトとディルの葉っぱをおとしてジャジャっと炒める。ディルの香りがでてきたところで焼いたトラウトの上に流して出来上がり。
魚の旨味が染み込んだトマトがおいしくご飯と一緒にハフっと食べる。しっとりとしたトラウトのやさしい食感、独特の香りもたのしくバリバリの皮もザクザク食べてお腹も気持ちも満たされる。

コメント

  1. なりひと

    いいね、昨日の久々のご尊顔を拝し奉り通感想を少し減らして優しさいっぱいちょっと優しい弱さを見せて。でもだんだんに元気になってきている。そんな顔でしたね非常に安心しました。ラーメンなしの野菜スープ!ろかぼなダイエットに向いてますね。しっかり歩くことやら、走ること、食べ過ぎたなぁと思ったら筋肉で罪滅ぼしをしてください。榊さんのサンドイッチをいつも真似しています。ゆっくりと太ってたとえおんなじ体重になっても筋肉量をぐっと増やしてください。

    • サカキシンイチロウ

      なりひとさん
      そう、ちょっとづつ、ちょっとづつ。
      40代の体に戻すことができればプレタポルテ体型!健康と同時にオシャレを手に入れることができるということにワクワクしています。

  2. 匿名

    みなみゆういちはきんじきのしゆじんこう鏑木伯爵は狂言廻しですか

    • サカキシンイチロウ

      匿名さん
      よくおわかりになりました!
      三島由紀夫の作品が大好きで、その登場人物の名前をいつか使いたいと思っていたんです。
      この二人の関係がちょっとしたボーズラブ的になっていくのかもしれないですネ(笑)。

  3. 匿名

    16歳から、花盛りの森、特に(煙草)という短編に驚いて高校三年間で新潮社の発刊した作品は読み尽くしました。 僕も10代の三島がはじめての短編集で(豊饒の海)にたどり着く最初を読んだのかなと思います。世界中の天才の極端な例のように、夭折願望を常に持っていたのかなと考えています。三島が17歳のレイモン.ラディゲを賛辞しています。榊さんが三島ファンであることにびっくりです。実はお芝居好きなんですが、自分の芝居見物の最初は三島作品でした。三島さんにノーベル賞取らせたかった。榊さんの作品の続きを期待しています。同じ三島さんより。頑張ってくださいね

  4. サカキシンイチロウ

    三島ファンの三島さんへ
    卒塔婆小町が舞台にかかると観たくて観たくてたまらなくなります。
    豊饒の海の演劇的なところも大好きで、読みながらいつかもし自分が映画を撮る、あるいはプロデュースする栄誉に浴することがあったら豊饒の海を撮るだろうなぁ…、と夢見がちになっておりました。(実際に映画化されたときのあまりのチープさに腰を抜かしてしまいましたが(T_T))。
    学生の頃、憂国忌にでかけたらその後右翼系の方々から異常に優しくされて、こりゃ、やばいぞ!と思ったり、45歳になったときに、まだ何も果たしていないのに死ぬに死ねないって自己嫌悪に陥ってしまったり。
    オレンジ色の背表紙がずらりと並んだ本棚を、父はあまり快くは思っていなかったようですけれど、そんな父に「不道徳教育講座」を読ませたら、これは面白かったって言ってくれたときには、自分まで認めてもらった気持ちになったり…。

    三島由紀夫氏に関する思い出を書き始めると思わず饒舌になってしまいます。

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