これまたまもなくお休みになる、レバンテで牡蠣

有楽町のレバンテで昼。
今日から3日ほど出張の今日。来ておかなくてはいけない理由があったのです。
牡蠣がおいしいので有名な店。
牡蠣のシーズンにはいつも賑わう人気の店で、今年の牡蠣が今月20日で終わるんだという。
しかも21日から設備改良、改装のためしばらく休業。朝に続いてこれをのがすとしばらく来れぬお店で食事。滑り込み。
開店と同時に入るも、次々お客様がやってきてたちまちお店はにぎやかになる。隣の紳士に御婦人が生ガキなんと2ダースたのんでシャブリをお供にご機嫌模様。なんとステキな大人のお店。

かきフライにかきのピラフをたのんで食べる。
かきフライはこの時期のここの一番人気。下ごしらえはすっかりできててもう揚げるだけ。ところがピラフは少々時間がかかるという。一緒にお持ちいたしましょうか?というので、出来上がり次第でいいですと答えてまつ。
かきフライを温前菜として食べるか、あるいはサイドの生野菜だけサラダの代わりに食べてピラフを待てばいいやと思ってのんびり。
まずランチサービスのスープが到着。ポッテリとしたコーンチャウダー。あぁ、かきフライと食べてこれを飲んだらオイスターチャウダー味になるんだろうなぁ…、なんて思ってお腹をじんわりあっためる。

かきフライは的矢がきと三陸のかきのフライを2個づつ、食べ比べ。
細かなパン粉をまとってさっくり、キレイに仕上がる。
まずはスパッとナイフで2つに切り分けて、断面を見る。
みるみるジュースが滲んでどちらもおいしいそう。
でも的矢牡蠣の器官ひとつひとつがくっきり見えることにびっくり。
同じかきでもまるで違った生き物が揚がってそこにあるようで、ウットリします。
サクサクとしたパン粉衣は軽快で、かきはふっくら。噛むとジュワリと海の旨味をたたえたジュースが口に広がる。決してレアでなくしっかり熱は入ってて、けれど乾いたパン粉のせいでしょう…、しっとりしているように感じる。かきフライってつくづくかきの料理の王様だなぁって感心します。

ほんのちょっとだけ遅れてやってきたかきのピラフもまたゴチソウ。
ブイヨンで炊いたご飯の一粒一粒が立ち上がるようにパラパラで、一緒に牡蠣を炒めて仕上げるものだから、ご飯の粒にもかきの香りや風味がくわわる。
揚げたかきとは違ってやわらか。バターの香りをまとってかきの香り、旨味に渋みをこれでもかと容赦ないほどまきちらす。ご飯の下にもかきが埋もれて米粒まみれになっている。ザクザク、牡蠣を採掘するように食べ進め、おかずにかきのフライを食べる。
お供にやってくるのがシャトーソース。デミグラスソースにエシャロットの香りとバターのコクをくわえたソースで酸味、旨味がピラフを一層濃厚味にしてくれる。
ピラフの最後のひとすくい。スプーンの上にかきフライの最後のひとかけをのせて一緒に食べる。今シーズンの食べおさめかなぁ…、ありがたい。

 

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