いちにぃさんのしゃぶかつに蕎麦

今日は四国に午後から移動。腹ごしらえを銀座にて。
「いちにぃさん」のランチにします。
開店直後ということもあったからでしょう…、いつも一人で来るとだいたいカウンターに案内される。職人さんがずっときびきび手を動かして仕込みをしている前で味わう料理もおいしい。
けれど今日はテーブル席。お店の空気ものんびりしていて、ちょっとくつろぐ。
大テーブルの向こう側には夜のしゃぶしゃぶ用のお皿が豚バラ肉のスライスをのっけてタワーのように休んでいるのが見える。薩摩顔した元気なおばちゃんがニコニコしながらテーブルの間を飛び回っているのにニッコリしながら、お腹を鳴らす。

しゃぶかつそばを選んでたのむ。
先週末からとんかつ熱にずっとうなされているようで、蒸し料理よりもしゃぶかつ絡みに目がいった。
たっぷりの千切りキャベツにトマトにきゅうり。
サイドにさっくり揚がったしゃぶかつ一枚。
一口大に切り分けられていて、断面見るとたしかにしゃぶかつ。
豚しゃぶ用のバラ肉を丸めて棒状にしていて、これがサクサクおいしい。とんかつだと思うと少々物足りないけど、とても贅沢なクルトンだと思うとおいしい。
熱い汁そばと蒸し寿司、豚汁でひと揃え。蕎麦も汁そば、豚汁も汁。汁だらけだなぁ…、と思うもここの出汁が好きなんだからしょうがない。

バッサリとした細い蕎麦。硬めに茹でて冷水できっちりしめているから若干、つゆがぬるくなってしまってる。ただスルスルゴクゴク食べやすく、なにより麺のバサバサ歯切れる感じが持続する。今日みたいな日にはむしろ正解かなぁ…、と思って食べる。
ネギがたっぷり。薬味にたっぷりのっかった柚子胡椒の風味も手伝い、ここの豚しゃぶ食べてるみたいな感じがするのも面白い。
筒状の器に入った蒸し寿司は甘くてしっとり。器の底に小さな穴が開けられていて、そこから入った蒸気で酸味もおだやかになり、蕎麦のお供にほどよい感じ。具沢山の豚汁もキチッと食べて、お腹が満ちる。さて、移動。

 

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