あったかいです、バレンタインの日

朝、布団を全部蹴っ飛ばしてグースカ寝てて、目が覚める。季節外れの温かさ。
表に出ると空は青くて、しかも雲が流れるように滑ってく。風が一晩、強かったのでしょう。家の玄関周りがとっちらかってて嵐の後のようだった。

aozorachoco春一番も吹いたようです。

そういえば、今日はバレンタインデー。
ご近所の、ゴキゲンご夫妻の奥様から、ウレシイチョコのプレゼント。
しかも可愛らしいことに、動物の形をしたチョコでまずはパシャリと記念撮影。
つぶらな瞳がボクをじっと見つめているのに、ウルウルしつつ、おいしく食べて上げなくちゃってウズウズしながらパクリと食べる。
くちどけがよくてミルキーなやさしい味わい。Tシャツ一枚でも汗かきそうなステキな一日。窓を開けましょ!、たのしく掃除をいたしましょ。

バウルーで、どうにかして「お米ご飯」をおいしいサンドイッチにしたくって、今日は少々冒険をする。

bowloo omパラパラご飯を何かでくるんでやれば、パラパラ、散らかることもないに違いない…、と。
それでお好み焼き用の粉を薄めに溶いたものを準備する。
冷凍ピラフを電子レンジで固めに解凍。
フライパンに多めの油を注いでそこで玉子とソーセージパテを焼く。玉子は白身がチリチリするようにして、ヒックリ返したところで引き上げ、ソーセージパテはサックリ揚げ焼き。
バウルーに油をひいて、そこにまずはお好み焼きのタネを薄く伸ばす。

玉子を置きます。
それからソーセージパテ。
ピラフを上にこんもりのせて、そこにお好み焼きのタネ。蓋してガパンとロックして玉子の面を2分焼き、ヒックリ返して一分焼いた。
蓋を開けたらこんがりかなりいい状態。鰹節をのっけて醤油をふりかけて、30秒ほど。醤油が焦げる香りがしたら、ヒックリ返して反対側に海苔をのせ醤油を注いで蓋して10秒。
生地がサクッと固まって、けれどもピラフはパラパラしてる。手づかみできるピラフのようなたのしい食感。これは上出来…、オキニイリ。

そして近所の「とんちゃん」に来る…、大久保系の韓国料理のお店であります。

tonchan大久保系っていうのはボクが勝手につけたカテゴリで、「サムギョプサルとプデチゲをメインにすえた一人4000円くらいでたのしむコトができる韓国料理の専門店」の総称だって思ってくれればありがたし。
大久保にいくとどんなお店に入っても、まるでどこもがチェーン店であるかのようにメニュー構成に価格設定までもがほとんど同じだったりするのであります。
ここもそんなお店のひとつ。
けれどボクにとってはココはテンジャンチゲのおいしい韓国食堂。
ランチタイムがとても気軽でたのしくて、それで今日もランチにきます。

まずはおかずがテーブルの上にズラッと並ぶ。
白菜キムチにカクテキ、ネギのキムチと辛いもの。モヤシと韓国春雨を塩の旨みでナムルにしたもの、コンニャクの甘辛炒めにモヤシのナムル。
どれも味わい豊かでおいしく、中でも今日一番のオキニイリがジャコの佃煮。
噛みごたえのある小魚を甘辛ダレでからめた料理は、ボクが小さい頃からあって田舎に住んでいた頃は、おやつのように食べていた。
骨太で丈夫な体になった理由のひとつはそのときの食習慣のお陰だろうなと、思えるほどのオキニイリにて、韓国風にココのはピリッと辛いのが大人味にてまたオキニイリ。

tonchan tenjantonchan tigemesiそしてグツグツ、テンジャンチゲがやってくる。

日本で人気のあるキムチチゲ、あるいはスンドゥブチゲに比べてスープの色が赤くないのはこれが味噌汁だからなんでしょう。
豆の形が残って仕上がる韓国味噌…、ちょっと発酵進んでて納豆臭がするのをタップリ、中には豆腐にキノコにじゃがいも、ネギに玉ねぎ、青唐辛子と野菜が豊富に入ってる。
肉や海鮮類の旨みにたよらない、野菜と味噌の旨味を味わう体にやさしい韓国味噌汁…、とは言え味噌が辛いうえ、青唐辛子がタップリ入って汗がダラダラ噴き出すほどに辛くて、それがたまらず旨い。
しかもココにもジャコがタップリ入ってて、歯ごたえ、旨みを盛り上げる。

tonchan bibin一緒に付き合ってくれた友人がたのんだご飯。

豚肉のチーズ石焼きご飯っていう石焼ビビンパみたいな料理で、けれど豚肉と炒めた玉ねぎ以外に野菜が入らぬ、見た目、色気のない料理。
韓国料理の定石通り、よぉく混ぜて唐辛子味噌の色、一色に石鍋の中がなったらスプーンでハフハフ食べる。
チーズがとろけて、まるでドリアをたべてるみたいに最初は装う。
ところがどんどん甘辛味噌の味が口に広がって、やっぱりこれは韓国料理なんだと気づく…、発酵食品を扱わせたらアジアで一番熟練してるのは韓国の人。
なにしろキムチの国の人だな…、って思ったりする。

これも充分辛いのに、テンジャンチゲを食べた口には甘くてやさしい…、何を基準に置くかですべての評価が変わるのねってしんみり思う、昼のコト。

 

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コメント

  1. みやはら

    可愛いですねー。息子はあまりチョコは沢山食べないので、ポッキーしか買えませんでした。忙しく買う暇もなかったのですがこーんな可愛いのがあるのならいいなー。良い方とお知り合いで良いですねー。

    • サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      こんな可愛らしい食べ物を、50半ばのおじさんにプレゼントできる女性ってステキですよね。
      ありがたく頂戴しました。

  2. おもち

    可愛いチョコ、さすがにこれは解体ショーはしなくて済む大きさですかね。とはいえ、サカキさんの解体ショー、ちょっと楽しみだったりします。自分じゃなかなか…(笑)
    バレンタイン、ダンナはあまりチョコは喜ばないので後日肉で!と約束をし、その流れで買いそびれてしまった息子には、明日たまたま出掛けるのでいちご狩りをプレゼントする予定です。
    もちろん私も食べるんですけどネッ!

    • サカキシンイチロウ

      おもちさん
      コツンと半分に割って、中を見てみたのですけれど、ギッシリ、ヘーゼルナッツクリームが入っていました。
      こりゃ、解体してもしょうがないかとそのまま口に放り込んじゃいました(笑)。
      バレンタインデーに肉!
      それも愛ですね。

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