蕎麦きり・みまき by 小諸そば

mimaki1mimaki2赤坂見附で打ち合わせ。次の移動へとぶらぶら街を歩いていたらちょっとした行列発見。
見ると「蕎麦きりみまき」という店。
調べてみると立ち食いそばのチェーン店「小諸そば」がはじめた新業態というので気になり待る。昼に蕎麦を食べたのに、業界魂が燃え上がったのでございます。

最近、外食業界はどこもが「より」安く売ることばかり気にして合理化をはかっているのにわざわざ上の業態に向かっていくのは勇気あるコト。
10分ほど待ち、入ってみると鰻の寝床の物件で、奥へ奥へとカウンターが伸びている。一番手前に蕎麦を茹でる釜が置かれて、それに続いて天ぷら揚げ場。盛り付け台を挟んでもひとつ奥に丼厨房。一番奥にとんかつ揚げ場と2つのお店の厨房が横に並んでいるような工夫に満ちたたのしい厨房。

mimaki-sobaメニューのメインは板そばです。
それに天ぷら。野菜をふんわり空気を含ませサックリ揚げたかき揚げが一番押しで、どれもができたて。作り立て。
一番人気は何ですか?と聞くと、蕎麦をメインに食べたい人には野菜かき揚げの板そばセット。
お腹いっぱいの方にはかつ丼や親子丼と蕎麦のセットが人気です…、と。
かつ丼セットをたのんでみます。
オモシロイのが、その組み合わせが3種類。
丼、蕎麦がそれぞれ一人前のモノと、小丼に一人前そば、半分蕎麦に一人前丼と量で組み合わせが選べるところ。
小さなかつ丼に板そば一人前というセットをたのんでしばらく待ちます。

7分ほどで出来上がり。お膳の上に板蕎麦、タレに刻んだネギとわさびに漬物。どっしりとした陶器の器にかつ丼とみためニギヤカ。おいしい香りが漂ってっくる。蕎麦は若干短めで、香り控えめ。小諸そばのそばとほぼ同じという印象のモノ。甘み控えめの江戸前のタレも小諸そば的。悪くない。

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感心したのはかつ丼でした。玉子をあまりとかずに流して固めたもので、白身の白が色鮮やか。黄身はとろけて出汁を吸い込み茶色に色づきそこに分厚いとんかつちらかる。カツの肉が肩ロースとロースの二種類が用意されてて、ボクが選んだのは肩ロース。ザックリ歯切れる食感とてもたくましく、パン粉衣も細かくカサリ。よく煮込まれた玉ねぎがしんなりご飯とよくからむ。
タレは甘くて揚がったパン粉衣の油を吸い込みどっしりとしたコクがまじってご飯がすすむ。
かつ丼がおいしい蕎麦屋がどんどん少なくなる中で、蕎麦そのものより丼類に力を入れる。悪くないなぁ…、と思ったりする。オキニイリ。

 

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さてひさしぶりにホノルルコーヒー。最近、地方に行って大きなショッピングセンターに行くと、なぜだかポツンとこのお店ができてたりする。

hono1hono2hono3へぇ、案外がんばってるんだ…、って思いつつ、そういうお店に行くと大抵、パンケーキ押しのメニューだったりするのになるほど。
デベロッパーが欲しがっているのはコーヒー専門店じゃなくて、ハワイ生まれのパンケーキ屋さん。だから自らそのようにメニューも変えて、売り物変えてそれで成功の道に向かって驀進してる。生き残るためにはしょうがないのかもしれません。
パンケーキはなく、スイーツといえばせいぜいマラサダくらいしか置かないココはすっかりシェアオフィス。

おいしいのになぁ…、マカデミアナッツの香りが甘くて、ホノルル気分にしてくれるココのブレンドコーヒー。空気までもがホノルル的でもったいないけど、それだけじゃ決め手に欠けるということなのかもしれません。

 

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コメント

  1. Eiko

    系列店の表参道「みよた」も蕎麦よりカツ丼の方が印象が強いですよね…
    ただ、蕎麦も「コレ小諸と同じ!」と思っていた開業当初より向上した印象ではありますが、天ぷらはガリガリです(笑)

    • サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      誰にでもあげることができる天ぷらを、おいしく工夫することは大変なのでしょうね。
      かつ丼は出汁とタレがおいしければなんとかなる。しかもオリジナルの味を作り出すことができるから…、というコトなのでしょう。

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