NYの朝食の王様に会いに行きたくなっちゃった…。

ニューヨークっぽい朝ごはんを食べたく、それで「サラベス」。
新宿駅上のルミネの2階。駅南口の改札脇のキオスクの横のエスカレーターを登った先に店がある。
エスカレーターで行けるニューヨークって便利だね…、って一緒によく来たタナカくんが笑って言ってた。
「ニューヨークの朝食の女王」と公式ウェブサイトにも書いてある。自ら女王を名乗るというのも勇気があって、女王がいるなら王様がいるはずだよネ…。
もしいたとしたら絶対、バーニーグリーングラスに決まってるって、二人で言ってた。ニューヨークのアッパーウエストにある店で、ここで朝を食べて自然史博物館に行くのがオキニイリのコースだった。
入り口はいるとスモークサーモンが並んでて、ぶっきらぼうだけど経験豊富でたよりになるおじさんスタッフがいる店で、二人でニューヨークに住むとしたらこの近所に絶対しようね。トレーダージョーで買い物だってできるしね…、って決めてたお店。

ここのお店はすらっとしていて見目麗しいジャニーズ男子がニコニコしながら働いている。日本では経験よりも見目麗しさが優先される。プロの芸より素人芸、プロ野球より高校野球に熱狂できる日本人の気質そのまま。オモシロイ。
朝から昼はベッグスベネディクト。おやつどきからはパンケーキが人気の店で、けれどボクの目当てはゴールディーラックス。バーニーグリーングラスの名物メニューのスモークサーモンのスクランブルエッグ的な料理で、今日もそれ。
サイドの飲み物はオレンジジュースを選んでたのむ。氷の入ったグラスにストロー。日本だなぁ…、氷を入れたオレンジジュースはオレンジじゃなくジュースでしかない。ましてやストローで飲むなんて…、って怒ってみてもしょうがない。

そしてメインのゴールディーラックス。
ふっくら仕上げたスクランブルエッグにたっぷりのスモークサーモン。
卵が固まってから軽く合わせているだけなので、サーモンにはほとんど熱が入っていなくてねっとりなめらか。
クリームチーズがダイスカットにされて散らかる。
それらすべてを一度に口に運ぶと、ねっとりしたスモークサーモンの塩味、脂の風味にチーズのコクを卵が受け止めなんともおいしい。
付け合せにはオリーブオイルであえたルッコラ。バーニーグリーングラスのスクランブルエッグはチーズではなくソテした玉ねぎ。すべてが完全に和えられ炒められているからダイナミックで雑な仕上がり。なるほどこちらは女王様的って思って笑う。

サイドのペストリーにはトーストを選んで、よく焼いて…、ってお願いをした。その焼き加減がなかなかによく香ばしく、しかもバターをたっぷり塗ってくれているから口の中がひんやりなるほど。
一切れはスクランブルエッグのお供に食べて、残り一切れはジャムとホイップバターと塗って、朝のデザートと洒落てみる。
お店に入ったときには3組ほどしかいなかったけど、それから続々、お客様がやってきて食事を終える頃にはほぼ満席と人気ぶり。一昔前のように行列続きという具合にはいかないけれど、繁盛ぶりには感心します。ちなみにこれだけ食べて2310円。原価のことは考えぬことにする(笑)。ニューヨークに行きたいなぁ…、他にも行きたいところがたくさんあるけど、なかなか体が動かぬ状態。なやましい。

 

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コメント

  1. cross

    以前、ほぼ日の連載でその「バーニーグリーングラス」のことをお書きになっていたように思います。
    確か、サカキさんが一番最初は「そのお店で一番有名なメニュー」を注文されていたのが、何度かお店に通って「地元の人に最も愛されているメニュー」であるところの、美味しいサーモンのスクランブルエッグにたどりつく…そんな内容だったと記憶しています。間違っていたらごめんなさい。
    お店の方や、常連客の人々とのやりとりが上質な短編小説のようで、連載の中でも1、2を争う好きなエピソードでした。そしてスクランブルエッグに憧れました(笑)
    ニューヨーク、早く行けるようになるといいですね…。

    • サカキシンイチロウ

      crossさん
      おっしゃるとおりの内容でした。
      このお店に近所のクリーニング店からピックアップした洗い上がりのジャケットやシャツをもって朝食を取りに行く。
      そんな生活に憧れたものです。
      ボクがニューヨークという街を好きでしょうがなくなったきっかけがそのエピソードに出てくる紳士と出来事。
      なつかしいです。

  2. ぴーちゃん

    なぜかサラベスさん行ったことがありません。朝食メニューがそれほど食べたいと思ったことがないからかもしれませんが、Billsも一度行ってみて、このお値段なら自分でも美味しいものが作れると思ってしまって、貧乏性でしょうか。ラックスのスクランブルエッグ、とてもNY的ですね。初めはラックスがなんだか分からなかったけれど、今では自分で作ります。といっても、ほうれん草と一緒にオムレツ的な物ですが。 これとベーグルにクリームチーズでNYな感じです。しばらくNYは行けそうにありませんねぇ。

    • サカキシンイチロウ

      ぴーちゃんさん
      朝食をお外で食べるというちょっとした非日常をたのしめる場所が、どんどん少なくなっているのがさみしくてしょうがありません。
      しかも例えばこのサラベスは、料理があまりに素人くさくてなのにこの値段というのになかなか納得しづらく、おそらく次に来るのは2、3年後。まだあったとしたら…、という感じです。

  3. kiko

    サカキさんの海外エピソードと言えば、ニューヨーク、ハワイ、バリ。ロンドン(?)でも素敵なエピソードがあったように思います。今イタリアのお話も思い出しました、フランスも(笑)。
    30年近く前に一度だけ行ったニューヨークに恋焦がれ、サカキさんからニューヨークの最新ニュースを届けていただく日が来ることを願ってやみません。

    • サカキシンイチロウ

      kikoさん
      ニューヨークのベーグルとスクランブルエッグ。
      ハワイのハレクラニホテルの朝食。
      パリのバゲット、ロンドンのアフタヌーンティー。
      それぞれの街にそれぞれおいしいものがあり、思い出があります。
      早く海外に自由に行けるようになるといいなぁって思いますよね。

  4. cross

    その紳士は確か、お店ではいつも同じ席に座っていて、実はその席はお店の中で一番風の当たる寒い席だった…そのエピソードに心をうたれたことを覚えています。
    先日ニューヨークで音楽活動をされている方から、「一年ぶりにバンドのメンバーが集まり、オンラインだけどコンサートができます」というメールをいただきました。
    ニューヨークにも、世界中のあらゆる場所にも、1日も早く良い日が来ますよう。

    • サカキシンイチロウ

      crossさん
      その席に座ろうとするとお店の人が、あちらの席のほうが落ち着けるからと言われるんですよね。
      お店の人とおなじみさんとのよき関係にも感心させられました。
      早く行きたいところに自由にいけるようになりたいですね。

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