LOVE・マキアート・野武士のそば

弱い雨ふる西新宿の午後。LOVEもしっとり、赤い表面に細かな雨粒はりつき、それらいくつかがくっつきあって大きく育つ。そして自分の重みに耐えかね、ツツっと滑り落ちていく。
LOVEが涙しているとみるか、汗しているとみるかは気分次第でしょうか…。
空見上げれば超高層ビルも雲の中。また台風が来る予想。
ポールバセットでのんびりします。
壁のような物理的に隔てるものがなくイタリア料理店と隣り合わせになってるバール。その境界線に置かれたテーブル。ちょっと大きめの円卓で座り心地のよいアームチェアーとセットになってるオキニイリの場所。
ランチタイムがはじまったばかりの時間で徐々にレストランの空気がこちらに押し寄せてくる…、って感じがたのしい。

レストラン部分に置かれた大きなテーブルの上に天窓。
そこから店の中に降ってくる光に雨が混じってるよな潤い感じる。
やさしい気持ちにしてくれる。

マキアートを作ってもらう。
小さなカップにエスプレッソをワンショット。
そこにエスプレッソと同じ分量のスティームミルクを浮かべて仕上げる。
ココのエスプレッソは甘みが強い。
酸味はやさしく、苦味が深くて豊かな味わい。
そのエスプレッソの旨味を最大限にひきだしてるのがマキアート…、って思える味わい深さ。
ほどよき温度で一口目からススっと飲める。

上に漂うミルクの泡はふっくらしていてきめ細やかで、ぽってり舌にのっかり、泡が含んだエスプレッソの香りが鼻から抜ける。のどごしなめらかで、口のすみずみを撫で回すようにしてお腹をホッとあっためる。10分ほどを無駄に過ごすのに良い分量のオゴチソウ。

 

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昼に食べたスパゲティの甘みがぺっとり、口に貼り付くようでいささか気持ちが悪い。
なにかを食べて口やお腹をスッキリさせたい。マキアートを片手にどこにしようか考えました。
新宿センタービルにあるあるでん亭でスパゲティの食べ直しかなぁ…、と思いもしたけど、それにはお腹がちと重い。それで西新宿から駅をまたいで東に移動。駅前にある「大庵」で蕎麦。
天気がスッキリしないからでしょう…、お店は静か。店だけじゃなく新宿の街全体が静かでどこかよそよそしい。
なじみのスタッフさんと「おひさしぶり」「涼しいおしめりですね」…、なんて会話をかわしつついつものカウンターに座ってニッコリ。出汁をしっかり煮含めたひじきを食べてそば茶をゴクリ。

「野武士せいろ」を選んで食べる。
すべすべとしたのどごしのよいさらしなと、そばの実を全部使って仕上げた田舎そば。そのちょうど中間の麺。かなり色黒。そして不揃い。太いところがあったり細く縮れてしまったところがあったりと、素朴な姿。麺には黒いホシがちらかる…、蕎麦の殻。ツルツルッと啜り込むには太くて頑丈。モグモグたぐりよせるようにして味わい食べる。
最初はモソモソ。けれどみずみずしくて風味豊か、かみ続けると軽い粘りと一緒に蕎麦の香りを吐き出す。
辛味大根をお供にもらう。粗くおろした大根がジャクジャク砕けて辛味と甘みが口に広がる。
麺をキレイに片付けて蕎麦湯でタレを割ると出汁の風味が目を覚ます。普通のものが普通においしいってなんてステキと気がなごむ。

 

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