一個60円の追加で手に入る極み。モリバのあまおう

散歩途中に気になっていたやよい軒の「極み唐揚げ」っていうのを食べたくなって来てみる。
ほっともっと風の唐揚げは昔からの定番メニュー。人気の商品のはずなのに「極み」を名乗るものをわざわざ導入するって一体どういうことなんだろう…、って興味津々。
極み唐揚げ定食は4個で870円。一個あたり220円弱。普通の唐揚げ定食は5個で790円一個160円足らず。つまり一個60円ほどの出費で手に入る「極み」ってなんだか不思議。しかも極みの方にはタレが2種類ついているから値段の差は縮まっていく。
定食にして同じような料理で80円の値上げ…、つまり客単価の1割アップを狙えるのって、チェーン店にとってはありがたいことであるに違いない。
すき焼き小鉢を追加してちょっと待ちます。極み唐揚げは時間がかかる料理なのか、ボクの後から来た人たちに3人追い越されて10分弱で出来上がる。

この唐揚げはうつくしい。
一切れ分が若干大ぶり。
白い粉が表面にふいていて、仕上がり色白。
上品で上等な料理に見える。
片栗粉をまぶしてじっくりあげているんでしょう…、見てわかるほどに揚がり具合がサクサクしていて香りも明るい。
まずはそのまま食べてみる。
カサッと衣が前歯をくすぐり粉がハラリと散らかっていく。
そして鶏肉…、むっちりしていて柔らかでほどよく味も整っている。ほっともっとの唐揚げは冷めてもおいしいパンチの効いた味付けで、一方、これはこうして揚げたてを味わいたくなるやさしい味わい。
悪くないなぁ…、日本料理屋さんがランチで提供する唐揚げって感じさえする。オキニイリ。

タレが2種類。塩だれと食べる辣油のマヨネーズ。
ためしにちょっと舐めてみたけどどちらも味が強くて少々おしつけがましくせっかく上等に仕上がった唐揚げの味を邪魔しそう。だから使わず、辣油マヨネーズは冷奴の上にのっけて食べてみた。冷たい麻婆豆腐のようでこれはおいしく、ご飯が進む。
すき焼き小鉢をご飯に乗せて牛丼みたいにして食べて、残ったご飯は龍馬漬けをのっけて出汁かけサラサラ食べる。すき焼き小橋の煮汁が混じった甘辛味のお茶漬けがなかなかおいしく腹満ちる。

 

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モリバコーヒーでちょっと休憩。
ゼンショーホールディングスの傘下のお店。まだ小さなチェーンで、半年ほど前に調べたときには15店舗あったのに、今日調べたら12店舗になっていた。
セルフサービスのコーヒーチェーンは競合激しく、生き残るのも大変なんでしょう。
くれぐれもこのお店だけはなくなってほしくないなぁ…、って祈る気持ちでやってくる。おやつ値段のトーストがあるのが好きで、特に「小倉トースト」が好きだった。それを食後にと思ってきたらなんと「あまおうジャムのトースト」に変わっていました。
なんてさみしい…。しょうがないからそれをたのんでブレンドコーhーのお供にしました。
コーヒーが不思議な味わいなんですネ。おいしいというよりも特徴のある味。
思い出せる味とでもいいますか…。
ほろ苦い。香りも独特で苦いのだけど苦味がふくよか。丸い感じがするんですネ。ときおり無性に飲みたくなっちゃう。

コーヒーとビーパーもらってしばらく待ちます。5分足らずでピピピと鳴って、取りに行ったらトーストと器に入ったたっぷりのジャム。小倉トーストにはマーガリンがついていたのにそれはなし。コストダウンの努力の結果?って思う。しょうがない。
薄切りの全粒粉のパンを一枚、トーストをして2切れにする。しっかり焦げた様子がステキでちょっと気分を持ち直す。
ジャムをトーストに塗って挟んでしっかり密着させて休ます。ひと口大にちぎってパクリパクリと食べていく。
カサカサ前歯をくすぐるトースト。ジャムの香りと甘味と酸味。おいしけれどあんこのぽってりとした食感がカサカサトーストと混ざり合うあの食感は格別だった。なつかしい。

 

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コメント

  1. ちい

    ときどきやっっっすいいちごジャム(紙パックに入ってる)をサクサクのトーストに塗って食べます。子どもの頃のおやつを思い出し、何とも言えずおいしいのです。

    • サカキシンイチロウ

      ちいさん
      やっすいいちごジャム…、例えばソントンのジャムって不思議とおいしいんですよね。ケチらないでたっぷりと。なつかしい味がします。

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