58歳と一日目の夜

家で夕食。料理を作る。
メインを2つ。
ひとつはカツレツ。伊勢丹の地下の魚売り場の近所のデリで、パン粉をつけて揚げるばかりの状態で売ってるカジキのカツレツ買った。
ふっくらとした大きめ、しっとりしたパン粉。
カジキのしっとりした食感と、パン粉のふっくらした食感がよい相性でオキニイリ。
一緒に牛肉のカツレツもつくってやろうともも肉買って、筋切り、叩いて薄く伸ばして塩、胡椒。
細かく砕いたパン粉をまとわせどちらもオリーブオイルでサクッと揚げる。
揚げたらキッチンタオルで丁寧におさえつけながら油をとって、ベイビーハーブの上に飾ってチーズとトマト。オシャレに仕上げる。

もう一つのメインはご飯。生のとうもろこしと一緒に土鍋で炊いたコーンごはんで、甘くてサクサク食感たのしく、しかも簡単。よく出来た。

ちなみにカジキのカツレツを作ろうと思った理由のひとつが調味料。
実は伊勢丹の地下で突然、「サカキさん」って呼び止められた。
昔、一度、食のイベントでご一緒した方。
大分県の「喜多屋」っていう野菜を使った調味料を作り続けてる若旦那さんがたまたま特設売り場で新商品の販売中。
「ほぼマヨ」っていうペースト状の調味料で、動物性の素材や化学調味料を一切使わず、主原料は有機の豆乳。無添加の味噌とあわせて作った、マヨネーズのような味わいの調味料だというんで試食。
これがかなりのおいしさで、早速買って何かに使ってみようとそれでカツレツ揚げた。タルタルソースの代わりになるか…、と思って食べたら、これが思いの外にあってビックリ。

酸味とコクがしっかりしていて、けれどさっぱり。後口がよい。熱々のカツの上にのっけた途端に豆乳らしき緑の香りがフワッと漂い、油の香りをさっぱりさせる。温度によって味や香りの印象が随分かわってくるのがたのしく、いろんな料理に使ってみようか…、って思ったりした。
調理人を堕落させる調味料もある。調理人のイマジネーションをかきたてる調味料もあってこれは後者の代表…、って思いもしました。オキニイリ。

料理いくつか。土鍋で焚き物。白菜をざく切りにして水を少量、日本酒と出汁を入れて一旦沸騰させて、弱火にしたら絹揚げ、仙台油麸を入れて蓋してコトコト煮込む。途中で鹿児島の甘い麦味噌をちょっと入れ再びコトコト。20分ほどで仕上がる料理。白菜の甘みと絹揚げの油で味がしっかり整い、味噌の風味がご飯のおかずにしてくれる。
茹でたおかひじきに釜揚げしらすをたっぷりのっけてポン酢で和えただけの一品。ザクザク歯切れるおかひじきがしっとりとしたしらすの食感引き立て旨い。甘くておいしいニラがタップリあったから、魚肉ソーセージと一緒にチヂミ風に仕立てて〆る。夜のお腹が満たされる。

一日遅れではあるけれど、誕生日にケーキを買ってあげるよと友人に言われて好きなケーキを2つ。
オキニイリの「シェ・シーマ」のケーキを選ぶ。
一種類はショートケーキ。
イチゴと洋梨が入った立方体のプチケーキ。
ココのケーキはスポンジがざっくりとした仕上がりで、つまりいわゆる昔ながらのスポンジケーキ。
生クリームは口溶けのよいさっぱりとした仕上がりで、口の中で散らかるように壊れるスポンジをやさしくまとめてとろかすステキ。
表面すべすべ。
噛むと若干ジャリジャリとした噛みごたえのある洋梨が、口の中をみずみずしくする。オキニイリ。

もう一種類はクレメダンジュ。クリームチーズとクリーム、砂糖をホイップしながながら混ぜ合わせ、ガーゼに包んで冷やして仕上げるレアチーズケーキの一種。芯の部分にスポンジケーキ。ベリーソースとベリーを置いて食感、味わい整えている。濃厚なのにさっぱりしていてなめらかにして口溶けがよい。あっという間にお腹におさまり、気持ちあったか。アリガタシ。

コメント

  1. ボルテイモアのおかず

    御誕生おめでとう御座います!遅くなって申し訳ありません。良い58歳になります様お祈り申し上げます。50代はまだ若い感じですが、どうぞお体にお気をつけて下さいネ。(実は先週帰国していまして、私も22日朝、溜池山王で「サカキさん」と小声で挨拶したんです、でも後でブログを見たらいらしてなくて、別人でした。今回は仕事で短時間の帰国でご挨拶できず、とても残念でした)。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ボルティモアのおかずさん
      あらあら、それは残念なこと。
      溜池山王はときおり出歩く場所ではあります。お目にかかりたい気持ちが似た人間を現出させたのかもしれません。
      あと二年で暦がめぐる歳なんだなぁ…、と思うとちょっと身が引き締まります。
      いろんな意味で、今年は新しい自分を作り出す準備の歳としようと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。