3月最後の週末、作っては食べ作っては食べ

ひさしぶりに朝のサンドイッチ。
新宿御苑の近くのパン屋。オキニイリのラ・バゲットではじめてかったライブレッドとイギリスパン。
どちらもふっかり。きめ細やかでほどよい弾力がある焼き上がり。香り豊かでそのまま焼かずに使ってサンドイッチを作ることにする。

ライブレッドはツナサンド。薄切りにしたきゅうりとセロリをリンゴ酢の中に沈めてしんなりさせる。クミンシードとブラックペパで香りもつけて酸味と風味、そして食感をたのしくさせる。
ライブレッドにマスタード。瓶を開けたての香りも辛味もしっかりしたのを薄く塗りきゅうりとセロリ。オイル漬けのツナを搾ってマヨネーズ和えにしたのをのせてパンで蓋する。
もう一種類はハムと玉子のサンドイッチ。
玉子はよくとき砂糖を加えて甘くする。四角い形の薄焼き卵にして冷ます。イギリスパンにマスタード。マヨネーズを薄く塗ったところに玉子焼きをのっけてハム。レタスの葉っぱを一枚乗せてケチャップぷちゅり。パンで蓋して出来上がり。
2つ重ねて手の平当てて4つに切り分けさぁ、食べる。お酢の風味とシャキシャキ歯切れるきゅうり、セロリの食感がツナの味わい引き立てる。ハムはムチュン、玉子がふっかり安定の味。どちらもパンがおいしくてニッコリしました。土曜日の朝。

お昼ごはんを終えて家に帰って、今日はずっとダラダラ料理を作る。
筍を米ぬかつかってコトコト炊いてアクをとり、出汁を醤油でコトコト煮込む。しばらく休ませ味をしませて、最後にわかめを入れてコトコト。器に移して木の芽をあしらう。筍のほろ苦さに、あぁ、春だなぁ…、ってにっこりします。
緑の野菜を3種類。ゴーヤ、インゲン、プチベールをそれぞれ食感残して茹でる。ゴーヤは醤油と鰹節。インゲンは白ダシで下味つけてねりごままとわす。プチベールをレモンと塩で味整えてそれぞれ味わう。ゴーヤの苦味が季節の変わり目でボケた体をガツンとめざます。インゲンはキュッキュと奥歯を鳴らして潰れ、緑の香りのプチベールも苦味がたのしいオゴチソウ。筍の硬いところだけを集めて牛肉と一緒に炒めた炒め物はピーナツバターが隠し味。

土鍋ご飯を夕方炊いて、ご飯のお供に簡単な料理をいくつか。
釜揚げしらすのおいしそうなのがあった。
食べる前に室温にもどして軽くすだちを搾る。
よくまぜお皿にもったらそこに、煎った胡麻をぱらりと散らす。
塩の風味がしっかりとした釜揚げしらすで、その塩味を胡麻の香りがひきたてて奥行き作る。
それから納豆。
藁づつみのをお皿にうつして、刻んだメカブ。
上等な削りカツオがあったので、それを飾って醤油をかけてザブザブ食べる。
オモシロイことにメカブの粘りと納豆の粘りが一緒になると粘りがおさまり易い。互いの異なる成分が、互いの糸を切ってしまう効果があるに違いなく、しかもそこに鰹節の旨味や香りが混じってそのままズルズル食べても十分美味しい。
使い残したメカブを使って汁をたく。
出汁に九州、鹿児島の麦味噌をとき軽く沸かして、溶いた玉子を落としてかためる。フワフワ玉子が浮き上がってきたタイミングでメカブを入れて再び沸かして出来上がり。フワフワスルスル、喉を撫でてお腹に収まるオゴチソウ。

いきてたエビを酒蒸しに。他にはなのも調理らしいことはせず、調味料らしいものも使わずなのに甘くて、旨味もしっかり整っている。ムッチリとしたエビ独特の食感も堪能します。
タラのすり身を買ってきて、固茹でにしたグリーンピースとざく切りにした筍を混ぜて脂で揚げた自家製さつま揚げ。二度揚げをして濃い揚げ色をまとわせ食べると、これがふかふか。しっとりしていてなんとも旨い。
マグロの赤身の端材をかって白出汁、醤油に半日漬け込んだマグロの漬け。平貝のはしらを刺身にして味わった。友人たちと作っては食べ、作っては食べ。のんびりとした春の週末。もう四月。

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