龍の巣の東京最初の新宿の店、オキニイリ

夜、ひさしぶりに龍の巣に来る。
大阪に本店のあるホルモン焼肉の専門店で、東京進出の一号店が新宿三丁目のこのお店。
苦節三年。今年の夏に歌舞伎町に大型店を出店した。それはそれでめでたいことではあるのだけれどなかなかそこがうまくいかない。
人通りの多い場所。居心地が良い大きなお店。設備も十分整っていて、そちらのほうが良さそうにみえるのだけど「肉を焼いておいしく感じる」とはそういうこととは違った要素が大切なのかもしれないなぁ…、って思ったりする。
そっちのお店は予約がいつも取れる店。こっちのお店はなかなか予約がとれない店でもあって今日はワザワザ予約をとってココ。歌舞伎町の店がオープンした際に、手伝いにいっていた馴染みのスタッフも戻ってきていていつものムードがいい感じ。

最初にまずはキムチをもらう。発酵させない生のキムチで、ざく切りにした白菜をキムチのタレでもんだだけのもの。サクサク歯切れてみずみずしくてサラダみたいな感じがするのがオモシロイ。ハラミの端材を塩ダレでもみ、ネギと一緒に壺の中で休ませたもの。味がしっかり肉に染み込みハラミ独特の風味や旨味、噛みごたえを思う存分たのしめる。
ホルモンをメインに今日は食べてやろうとあれこれたのむ。小腸、ハチノス、上ミノにレバ。厚切りのタンに豚の小袋とどれも新鮮。タレにからんだものもあり、塩と胡椒で食べるものもあり。テーブルの上に四角い炭箱。上に網。煙をまとわせ焼いていく。

肉に比べてホルモン類の食感、味わい、香りの多彩なコト。
例えば小袋はパリパリ砕けるような食感。耳の奥で時折バリッと壊れるような音もして騒々しいほどたのしい味わい。
レバはネットリ。ミノはムチュンと弾力があり、脂をほとんどもたない小腸の膜のおいしさ。
鮮度が命の素材だけにお店、お店でも味が異なる。ココで食べると絶対後悔しないところがありがたい。
ちなみに小袋。昔一度だけ状態の良くないものを食べてそれからずっと嫌いで食べなかった。ところが今年。岐阜の焼肉店で偶然食べて、そのおいしさに開眼した。今日もニッコリ。
もうこの歳になると焼肉も脂じゃなくて器官や膜、歯ざわり、歯ごたえ、味わいがおいしい決め手になるんだなぁ…、ってしみじみ思う。

〆にそば、それから丼。焼肉店でありながら冷麺だとかビビンパだとかがないのがココの特徴で、かわりにカスを使った麺にご飯が揃ってる。
辛いスープで味わう蕎麦。スープの中にはカスがたっぷり。脂のコクと旨味がおいしい。追加でネギと牛すじ肉の煮込みをくわえて、これで十分メインになるような贅沢な味。普通はうどんで作るのだけど、蕎麦に変えるとその蕎麦がネットリとろけてスープと見事に一体化。口いっぱいを汁が満たしているような感じになるのがオモシロイ。
カスとじ丼はカスを出汁で煮込んでふやかし玉子で閉じてご飯にかける。蕎麦のスープは辛い。こちらの煮汁は甘くて交互に食べるとずっと永遠に食べられそう。やっぱりいい店、いい商品。堪能す。

 

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