龍の巣で肉三昧のち低糖質うどんで〆

夜に龍の巣。「肉をたのしく焼きたい」と思うと思い出すお店。
本当に旨い肉を焼かせてくれる店は他にたくさんある。
安くて旨い店もあるけど、肉を焼くのがたのしくて、しかもおいしくほどよい値段で満足させてもらえる店はここが一番。
中でも、大阪から来て東京の一号店の新宿三丁目にあるこの店は、厨房の周りをグルリ囲んだカウンターのどこに座っても居心地がよく、中で働いている人のキビキビ働く様子を間近に感じられ「よし、ボクも肉を焼いてやるぞ」と元気が出る。
おすすめの肉7種類の盛り合わせ。脂ののったところから赤みの強い肉まで多彩に二枚ずつ。熟成が効いたものから若いものまで味わい多彩。どれもが口の中で肉の存在感を発揮する大きさ、厚さに切り分けられてるところがステキ。

炭で焼きます。使い捨ての網に乗せ焼く。だから最初は肉がくっつきひっくり返そうとすると網が持ち上がってしまうのだけど、焼いてるうちに肉の脂で網がほどよくコーティングされ、網が上手に焼けるようになる。
牛タンも3種盛り合わせ。薄切りのタン、ゴロタンと呼ばれるタン先の部分に細かく切り目を入れて歯切れ良くしたもの。厚切りタンと3種類で、やっぱり厚切りのおいしいコト。舌が舌にからみつくようなごちそう感にウットリします。
上ミノにハチノス。フカフカにコリコリという食感違いをたのしんで、裏ハラミというここの名物。ハラミの切り落としに蛇腹状の切り目を入れてたっぷりのにんにくとタレと一緒に壺漬けしたもの。強めに表面ガリッと焼いてにんにく混じりの肉汁を心おきなく味わい、食べる。

ソーセージを焼きました。
昔は見向きもしなかった。だって肉を焼いてこその焼肉で、ソーセージは違うだろうと思っていたんだけどこんがり焼くとこれがおいしい。
ソーセージを軽く茹で芯まで熱くしたものを焼く。
焼き始めるとまずソーセージが膨らんでパキッと皮がはじけて裂ける。
その裂け目からひき肉部分が姿を現し、中から滲み出た肉汁がふつふつ沸騰してるところが見て取れる。
皮が焦げたら出来上がり。カプッと歯切れてふっくらとした食感とともに熱い肉汁がほとばしりでる。肉とは違った食感、味わい。
ウットリしながら一本、そしてまた一本。醤油のタレに塩ダレに、焼き塩、わさびと調味料を使いわけつつあれやこれやと食べ比べ。

〆のかすうどんが人気の店。ひさしぶりに来たらなんと「糖質控えめうどん」を選べるようになっていた。
なんて気が利いているんでしょう。肉を心おきなく食べるためにも、カロリー控えめな要素がほんのちょっとでもあってくれるとホッとする。〆の一品。あるいはデザートなんか低糖質とかっていいなと思った。
出汁がしっかりきいた汁。脂かすをたっぷり入れて脂の甘みと旨味が汁に混じってコクを出す。低糖質のうどんは案外おいしくて、うどん屋さんのうどんだったら文句のいいようもあるけれど、焼肉の〆のうどんと思えばおいしい。もずくたっぷり、ネギもたっぷり。お腹もたっぷりよろこんだ。

 

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コメント

  1. めるば

    いいなぁ…私も土曜の夜ここ行ったのですが向かいの新店舗も結構待つことが判明したので早々に新宿から離脱しました。
    話は飛びますが以前こちらのブログで紹介されていた青山の「ビストロホロホロ」、13日で閉店されてしまったそうです。再訪したいと思ってたので残念です。

    • サカキシンイチロウ

      めるばさん
      週末は予約しないと、9時スタートとかってとんでもない時間になっちゃうことが多いですよね…、龍の巣。予約取れると小躍りしたくなっちゃいます。
      holoholoさん…、閉店なんですね。使い勝手が良かったのに、勿体無い。表参道のあの界隈は、ビルの建て替えがこれから続々とでるようです。

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