麻婆豆腐で汗かいて塩あんぱんで甘やかす

ひさしぶりに家の近所の「峨眉山」。
タナカくんとふたりできていたときには週替りの定食の中からひとつ、麻婆豆腐定食と一緒に五目あんかけ焼きそばを単品でとりわけて食べるのが大抵だった。
ひとりではそういうワガママもかなわずいつもどちらにしようかと迷ってた。
そして大抵あんかけ焼きそばをたのんで食べつつ、やっぱり麻婆豆腐にすればよかったなんて思って帰ってた。
ところが今年に入ってから麻婆焼きそばがほぼ定番化して、今ではもっぱらそればかり。麻婆豆腐を焼いた中華麺の上にかけただけの料理なのだけどここの麻婆豆腐も麺もどちらも一緒に食べるように最適化サれているんじゃないかというほど、相性がいい。
麻婆豆腐はひき肉たっぷり。絹ごし豆腐を崩して仕上げているからまるで豆腐混じりのミートソースのような風合い。片栗粉でかなり強めにとじられていてブルブルしていて麺にしっかりからみつく。大きなお皿に山を作るようにたっぷり乗せられ湯気をモクモクたてながらやってくるさまにまずウットリ。

麺は担々麺用の極細の麺。蒸したものを多めの油で表面がカリッとするまで炒めたものを使ってる。ザクザク歯切れてちらかる感じやところどころガリッと壊れる食感が、ぽってりとした麻婆豆腐をひきたてる。
ご飯で食べるより情報量が多いと言うか、麻婆豆腐をおいしくしてくれるような気がしてボクは好き。
麻婆豆腐や麻婆焼きそばは人気の料理。多くの人がたのんでてしかもそれに山椒の粉をかけて食べる人が多いのネ。ボクは辛さは得意だけれど痺れに弱くて、もともと混ざった山椒で舌がヒリヒリ熱くなる。お酢をかけると舌の感度が変わって痺れを感じにくくなるのだけれど、お水を飲むとヌルンと舌を撫でるようにして、甘みを残して消えていく。舌が麻痺した証拠で、それも麻婆豆腐を食べるたのしみ。
杏仁豆腐で舌をなだめて汗をぬぐってお店を出ます…、オキニイリ。

 

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じっくり考え事をしたくなって「アンテンドゥ」にやってくる。
四谷三丁目の交差点近くにあるチェーンのパン屋さん。
お店の奥にイートインがあるのだけれどその一番奥に自習室みたいなテーブルがひとつある。
目の前が壁、右側も壁、左側にテーブルが一個だけあるけどそこにはほとんど誰も座らない。
つまりまるで個室のようなテーブルで、この前来たとき隣の席に座ったら、若い二人が手をつなぎ危うくキスをするとこでした。
そういう気持ちにさせる席。もしそこが空いていればと思ってお店に入ったら空いていました。
コーヒーだけではもったいなく感じるほどにパンの香りがおいしくてまず「ソーセージパン」。なおも売り場を見ていると「塩パン餡ミルククリーム」なるパンを見つける。塩パンであんことミルククリームを挟んだもの。塩パンの表面のキラキラした塩の粒やらパンからはみ出すあんこやら、なにやら不思議な魅力に溢れて、それも買う。

商品もらって自習室的テーブルにつきまずソーセージパン。
ムチュンと粘ってパンが千切れる。まるでお餅のような食感のパン。
タピオカのようなでんぷんを加えてもっちりさせた生地は最近流行り。ちと苦手。
塩パン餡ミルククリームは、どうしようかってうろたえるほどおいしかった。
まず塩パンが硬くてざっくり、粘ることもなく好みの味わい。そこに餡子が混じり甘じょっぱさにウットリし、ミルククリームがなめらかにする。
噛んだ瞬間はそっけない。硬くてどこか食べる人を突き放したような感じがあるのに、食べてるうちにどんどん混じってどんどんとろけてなめらかになる。
モダンなあんぱん。食べやすいおはぎ。お腹にほどよくたまる感じが軽食のようであってお菓子でもある。ハマる予感をしみじみ味わう…、オキニイリ。

 

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