鳥豆腐にミックスフライ。お歯黒マダムチェリーパフ
昼ごはんを「三州屋」にする。
鳥豆腐を無性に食べたくなったのネ…、名前の通り鳥と豆腐を使った汁で、昼の定食のほとんどに味噌汁がつくのに追加でたのんでしまうほどの好物。
ただ煮魚や刺身がメインの定食をたのむと味噌汁じゃなくて鳥豆腐がついてくる。揚げ物なんかに比べてメインの量が少ないから、ご飯のお供にもなる鳥豆腐が付けられているんだと思うのだけど、これといって気になるメインが見当たらないの。
「鳥豆腐定食」っていうのがあって、鳥豆腐とご飯と漬物だけの定食で、でもこの鳥豆腐がフルサイズ。
定食についてくる島豆腐や追加用の鳥豆腐はハーフサイズ。
そうか、島豆腐定食をたのんで一品料理を追加すれば贅沢な昼の定食になるじゃないかと、フライの盛り合わせ単品を選んで合わせる。
バタバタ料理が揃います。
大きな丼にたっぷりの鳥豆腐。
うん、これが食べたかったんだってニッコリします。
ぶつ切りにした鳥の切り身に豆腐に小松菜。
鶏肉は皮を剥いで脂も落とし、筋まで切ってじっくり煮込む。だからホロホロ。鳥の味をたのしむというより、鳥肉に染み込んだ汁の味をたのしむという仕上がりで、鳥臭さが苦手なボクにはうれしい料理。
鳥肉というよりもツナを食べてるような感じの食感でもあり、なによりご飯がすすんでうれしい。
フライ盛り合わせはエビフライにシャケ、ホタテ。
フライの横には千切りキャベツとレタスやパプリカ、きゅうり、トマトのマヨネーズ味のおひたしみたいなサラダがついてて、そこにパパイヤが混じってるのネ。食後のたのしみにそれを残して野菜を食べて、フライを味わう。
細かなパン粉をギッシリまとってサクッと軽く揚げられている。ラード混じりの油を使ってあげているから、香り濃厚、パン粉自体が甘くてザクザク。用意されてるソースがウスターソースというのがこのパン粉にはちょうどよい。
エビはむっちり、逞しくい食感で香りも豊か。甘くてうまい。シャケは胡椒がほどこされていて香りはなやか、ふっくらしっとり。ホタテはムチュンと歯切れ、どれもパン粉のカサカサ感が持ち味ひきたてなんともうまい。
鳥豆腐はそのまま食べてもおいしい。豆腐なんて汁を吸い込み色が変わってしまっているほど。けれどちり酢がついてくる。これがおいしく、もみじおろしや刻んだネギが入っててつけて食べると鍋を食べてる気持ちになってく。
ご飯ももりもり…、元気が出ました。オキニイリ。
昨日の朝、シティベーカリーでツナクロワッサンを買って会計してたらシューパフの新作発見。
前回まではストロベリー。
今回はなんとダークチェリーとピスタチオクリームのパフ。
ダークチェリーもピスタチオも大好物!
それにすればいいとも思ったけれど朝からどっしりシューパフは重たく感じて、それで今日の昼食の〆にしようと思って我慢した。
本懐遂げにやってきて、アイスコーヒーをお供にもらう。
がっしりとしたパフ生地に粉糖。上下に分けた生地の間にぎっしりダークチェリーが並び、お歯黒マダムがニヤリと笑っているように見える。
艶っぽくもふてぶてしい(笑)。
上半分のパフを開けると搾り出されたピスタチオクリーム、まわりにズラッとダークチェリー。うん、おいしげです。
ナイフをグサッと差し込み切り分けようとするもこれがなかなか難儀。ダークチェリーが潰れてちらかる。シティベーカリーのクリームパフ史上一番の壊れっぷりにドキドキしながら切り分けた、その断面のうつくしきこと。
ダークチェリーだけじゃなく、チェリーのピュレが仕込まれていた。一番下にはカスタード、ダークチェリーのピュレにピスタチオクリームが重なり層をなしていて、そこに軽く潰れたチェリーのジュースが滲んでまじる。いやはや、これはおいしいです。
甘みに酸味、ピスタチオの風味に生地の焦げた苦味が混じって味がしっかりととのっていく。しかも乾いた生地の食感にぽってりなめらかなクリーム、ダークチェリーのみずみずしさと食感多彩で飽きることがない。しかもそれらが最初から混ぜ合わされているわけじゃない。だから食べるところでその割合が変わって味、食感の印象が変わっていくのがまたオモシロイ。季節のゴチソウ…、オキニイリ。