鰻肝焼き丼に白焼き、プリンアラモード付き!

ここ数日、眠りが浅くて体も気持ちも元気がたりない。こういうときは鰻だなぁ…、と思って渋谷の「松川」にくる。
「鰻」というより「うなぎの肝」を食べたくて、ならば渋谷の松川の「鰻肝焼き丼」をたよりにしなくてはと、それで松川。うだるように暑い今日みたいな日には鰻を必要とする人たちが多いのでしょう…、お店はにぎやか。
まずは白焼き。脂の乗った鰻を浅蒸しの状態で炭で焼く。自分の脂を吐き出しながらふつふつ泡を噴き上げながら焼けて仕上がる。だからまるで揚がったような仕上がりでサクッと歯切れてザクッと壊れジュワッとおいしい脂が滲んでとろけて消える。
もじみおろしにポン酢、あるいはわさびでどうぞと味をかえつつ半尾の半分ほどを食べたところでメインの鰻肝焼き丼がやってくる。

蓋付きの丼。
ちょうど手の中にすっぽり入るほどよき大きさで、蓋を開けると蒲焼きがほぼ一尾。
刻んだネギを枕に几帳面に並べられ刻んだネギの下には肝。
これがおどろくほどにどっさりで、目にしただけで元気がにじみだしてくるよう。
鰻の蒲焼きはパリッと焼けてはいるけれどやはりふっくら。
とろける感じ。
ところが肝はコリコリザクザク、力強い歯ごたえで焦げた脂の風味と肝そのものの軽い渋みがなんともおいしい。ネギが混じるとそのシャキシャキの歯ざわりに緑の香り、みうみずしさが肝の風味を引き立てなんとおいしいコト。これよ、これ。これが今日は必要だった。

食べ残しておいた白焼きを丼の中に入れて食べます。蒲焼き食べたり白焼き食べたり。肝をゴリゴリ味わいながら硬めに炊けたご飯を味わう。
タレが追加で用意されてる。甘めなんだけどさっぱりしていて後味軽め。それをザブザブかけてつゆだく。タナカくんが好きだった食べ方で食べてお腹を満たす。
肝吸いに白菜、キュウリの漬物がつきひと揃え。ここの肝吸いは味がしっかりしていて丼、鰻の味に負けぬところがまたおゴチソウ。すべてキレイにお腹の中におさまりました。元気がちょっとやってくる。

 

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宮川の隣りにフルーツパーラーの西村がある。新宿に高野、日本橋に千疋屋があるように渋谷の西村は安心できるお店で、それで鰻の〆にプリンアラモードを食べることにした。
実はFacebookのプロフィル写真をタナカくんと二人で撮った写真に変えた。
そしたらメニューにないのにプリンアラモードを作ってくれたお店の人から「このお顔をみてプリンアラモードの人だって思い出しました」ってコメントもらった。
だから絶対、今日はプリンアラモードを食べようと思って食べる。
果物の状態のよいひと皿でした。なにより柑橘系の香りがさわやか、鮮やかで真ん中に陣取ったプリンがなんとも居心地よさげ。プリン自体はやさしい味で、これもなかなかおいしいネ…、ってニッコリしました。明日は新盆。気持ちがザワザワいたします。

 

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コメント

  1. ちい

    西村フルーツパーラー大好きです。
    福田屋さんでお蕎麦を食べて締めはココ。
    行きたいところのリストがどんどん増えていきます。

    • サカキシンイチロウ

      ちいさん
      福田屋さんもいかなくちゃ…、今の季節の冷たい茄子そばが大好きだった。行きたいお店の分だけステキな思い出が蘇ってきます。

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