鰤の日の鰤をかやくご飯の大黒で喰う!

東に向かって移動の途中、大阪に寄る。
ちょうど大阪通過をしたのが昼食どきのちょっと前。せっかくだからオキニイリの店でランチをと御堂筋線に飛び乗り、なんば。ちょっと歩いて「大黒」に来る。かやくうどんがおいしいので有名な小さな食堂。ボクが入ったときにはすでに2組お客様。それからたちまち満席になり、入れ代わり立ち代わりにて帰るときまでずっと満席。繁盛店。
メニューは簡単。名物のかやくご飯のサイズ違いに汁、おかず。おかずは魚を煮たり焼いたり。野菜の料理が15種類ほど。壁には季節の料理の札がはられて、そこから好みのモノを注文。組み合わせながら食べていく。

かやくご飯を今日は「中」。
中がいわゆる並サイズで、でもココしばらくはご飯控えめでと「小」をずっとたのんでた。
たのんでいつも後悔するのネ。
量はたっぷりあるようでいて、お椀にふっくら。空気をたっぷり含ませよそおう。
しかも出汁を含んでシットリしあがっていて、驚くほどに軽い食べ口。
だからあっという間にお腹の中におさまってくから、小サイズだとあっという間になくなっちゃう。それで今日は「中」サイズ。

汁は味噌を白味噌、赤味噌から選んだ上に実が3種類。都合6種類から選べて、あるいは粕汁。今の季節は体が芯から温まる粕汁注文する人、多し。
ボクは白味噌。
実は玉子…、とこれはココに通い始めてほぼ毎回。一度粕汁に浮気したことがあったけど、やっぱり白味噌玉子にすればよかったなんて思ってそれで今日もそれ。
メインの魚はブリを選んで、鯛の子炊いたん、ヌタを選んでひと揃え。

まずやってくるのが野菜の料理と汁とご飯。お椀は蓋してやってきて、かやくご飯の蓋の上には漬物がのるというのが昔ながらの食堂っぽくって気軽な感じ。蓋を開けるとおいしい香りが湯気と一緒に流れ出す。
まずはかやくご飯を一口。出汁をたっぷり含んだご飯がみずみずしくてシットリしていて、けれどベトベトしてはいない。ハラリと口でほぐれて転がる感じが絶妙。刻んだお揚げにこんにゃく、青のりとみんなご飯の食感を邪魔せぬ大きさ。口に含んだ瞬間、その熱々に舌がお手玉しながらさまし、徐々に旨味が広がっていく。あぁ、おいしいなぁ…、ってうっとりします。

実は今日は「ブリの日」なんだと朝のニュースでやっていて、それで今日のメインはブリにしようと思ってここに来た。しかも今日の魚の中で一番のおすすめがブリ。脂がのった立派なブリで、炊いた煮汁がキラキラ脂で光ってた。
ハラリとほぐれる繊細な身で、煮汁が染み込みシットリほぐれる。噛むとキチキチ、繊維が奥歯をひっかくような感じがあるのがまたオゴチソウ。
鯛の子炊いたんはココで必ずたのむ好物。さっぱりとした出汁で炊き上げ汁まで飲める。しかも最後に溶いた玉子で軽くとじてて、魚卵がもれなく味わえる。出汁を吸い込みふっくら仕上がる玉子がパラパラ散らかる魚卵の食感引き立て、味わい深い。
ネギのヌタは甘くて酸っぱくキュッキュと奥歯で音鳴らす。焼いた油揚げとイカの食感がまたにぎやかなオゴチソウ。

ところで今日、感心したのがぶりの煮付けの皮の状態。
皮だけ一旦焼いてるのです。
皮は焼くコトでパリパリになり、脂が焦げて香ばしくなる。それを出汁や醤油と一緒に炊くと、焦げた脂の風味がおいしく、皮はパリッとした状態で煮込まれる。煮魚の皮はおおむねヌルヌル。生臭くもあり、食べるコトができない苦手なモノなんだけど、これはおいしくたのしめた。
こういう一手間が普通の料理をゴチソウにする。ありがたいなぁ…、と思って味わい、かやくご飯が尚更おいしくたのしめる。
汁の玉子の状態もよし。白身はキチッと固まって、箸で半分にざっくり割ると半熟の黄身が溶け出し汁に模様を作る。黄身全体はほどよき感じに熱がはいって、シットリ、ねっとり。これまたご飯をおいしくさせる。
今日はかやくご飯がたっぷりあるぞと、調子にのって食べると最後にご飯が足りなく感じてしまう。次は「大か?」と思ったりした。また来よう。

 

関連ランキング:定食・食堂 | 大阪難波駅なんば駅(大阪市営)JR難波駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。