鯛の花咲く寿司清の朝

早朝の新幹線で西に向かう日。7時開店の寿司清で朝。
お店の前に到着したら、まだシャッターが降りていた。時間は6時56分。
シャッターの前で待つことにした、ボクの横を修学旅行の生徒がぞろぞろ歩いてく。このおじさん、なんでこんなところに突っ立てるんだろう…、って感じの視線に負けず、続々ボクの後ろについて並ぶおじさん。6人ほど。
7時ちょうどにシャッターが開き、お店の中は準備万端。食券を買い、案内されたテーブルにつく。
メニューの基本はだし茶漬け。これはずっと変わらず、東京駅に寿司清が出店してからずっとそのまま。ただ最近まであった「まかない丼」というのがなくなって、代わりにづけ丼。いろんなネタをきれいに貼るのに時間がかかったからでしょう。それからあら煮が新たに入った。

今日の気持ちはサラサラ系で、それで鯛の胡麻茶漬け。
一緒にやまかけを追加でもらった。
だから食券の半券に「山」の文字が書かれてる。
寿司屋で「山」と言えば、これでおしまいの符丁だけれど、開店直後に山になることありえぬわけで、安心しながら山を待つ。
ちなみに注文が「タイヤマ」と告げられます。
案外これが人気のようで、タイヤマタイヤマと次々注文。ちょっとドキドキしちゃいます(笑)。
お膳の上に丼ご飯。鯛の切り身にゴマダレ、三つ葉。あられに海苔に小鉢で朝のひと揃え。今日の鯛の刺し身がまるで花咲くようにうつくしく、旅の幸先良さを味わう。

まずは山かけ。小さな器にたっぷりぽってり。中にはマグロの赤みのぶつといくらがパラリ。ご飯にのっけて醤油を少々垂らしてズルリ。
なめらかな山芋とろろと一緒にご飯が滑り込み、カラコロ転がる感じがたのしい。マグロのぶつがクチャっと潰れて、ひんやりしながら赤身独特の酸味が最後にのこって旨い。いくらをプチプチ潰しつつ、鯛の切り身をご飯に乗せる。
ネットリ馴れた鯛の切り身に胡麻のぽってりタレがまじって、口の中が一気に胡麻の旨味に満ちる。わさびの香りもまたおゴチソウ。
甘い玉子の厚焼きに醤油漬けにした大根カリカリ味わい食べて、さてだし茶漬け。

湯桶にたっぷり熱々の出汁。
醤油の風味が最近ちょっと強くなりましたか…、朝のぼんやりした舌にはきっぱりとした味がうれしい。
ご飯の上にゴマダレたっぷりまとわせた鯛の切り身にあられに海苔。わさびをのっけて出汁注ぐ。最初は鯛に直接出汁が当たらぬようにご飯に注いでハフっと一口。ご飯がサラサラ流れ込み、鯛のムッチリはそのまま一緒に味わいたのしむ。
それから次に鯛の切り身に直接出汁。チリチリ鯛の切り身に軽く熱が入って縮れていって、ハラホロ崩れる感じがたのしい。鯛の旨味が一気に口で花開く。鯛を全部食べたらゴマダレをご飯に注いで出汁かける。海苔にあられに漬物大根。胡麻でぽってりしたご飯が食感まるでリゾット的で、お腹にずっしり。満たされた。

 

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