鯛だし茶漬けで小腹を満たす…。

新宿から家に帰る前に小腹満たしで「えん」に寄る。
夕食時にはまだ早く、おやつというにはいささか遅い。
お茶漬けあたりがお腹に一番よかろうと、それで「えん」。駅前商業ビルの地下にある食堂倍の中の店。
半年前までパイホールがあったんだよなぁ…、そこがまだあったなら、ニトロコーヒーにピーカンパイで小腹満たしもできたのにってちょっと残念。なつかしむ。
入り口脇には売店がある。おむすびや鶏の唐揚げ、惣菜なんかが並んでてこれが案外人気があって売れているのに今どき事情を感じたりする。
券売機にて食券を書い、それをお店の人に手渡して着席をして待つ仕組み。お茶漬けの種類は全部で20種類ほど。季節の冷たいお茶漬けなんていうのもあるけど、やっぱりここでは鯛茶漬け。

拍子木にした鯛の刺し身とご飯にだし汁。豆腐に惣菜が2種類ついてひと揃え。
今日の惣菜はきんぴらにしたごぼうにニンジン。どちらも炒めたのじゃなくて煮込んで仕上げたような感覚。しんなりしていて歯ざわりないのがちょっと残念。もう一種類はキュウリの柴漬け。薄切りにしたキュウリがパリパリ、奥歯のところで壊れる感じが心地よい。豆腐の上には胡麻風味のドレッシングがかかっていて、これがなくても豆腐のもち味がしっかりしているからそのまま食べることができるのに…、って思ったりした。
追加で唐揚げ。パリパリとした衣の食感が軽やかでほどよい味わい。いい感じ。

さて鯛茶漬け。
上等な店の鯛茶漬けは刺し身の形をした平べったい鯛の切り身に胡麻をまとわせる。
ここのは拍子木。
一尾の鯛をもれなく使う。あるいは端材を上手に使うということを考えるならこのやり方、この形が一番なんでしょう。
工夫の料理。
胡麻をたっぷりからめてわさびと一緒にご飯にのせる。
汁をかけずにまずパクリ。ネットリとした鯛の切り身に練り胡麻からんでなおぽってり。ご飯の粒とからんでネチッと混ざり合って消えていく。
鯛の刺し身はブリブリとした活け〆系がいいのか、それともこういうネットリ熟成系がいいのかと、おそらくこれは好みの問題なんだろうけど、やっぱり鯛はブリブリゴリゴリしたのがいいなぁ…。特にこうして胡麻和えにして食べるときにはゴリッと奥歯を跳ね返すような力強さがなんだかほしい。

だし汁をかけて鯛をチリチリさせてサラサラ。温度が変わると鯛の切り身のネットリ感にサクッと歯切れる潔さがくわわるところが面白く、鯛と一緒に鶏の唐揚げについていた素揚げのししとうをのっけてみる。
ししとうの緑の香りと揚げた油の風味がまじり、どっしりとした風味に変わる。またいい感じ。
それにしてもここのだし汁は本当においしい。それだけ飲んでみましょうと豆腐が収まっていた器に水を注いで飲んで、キレイにしたらだし汁注ぐ。風味豊かで軽い酸味が後口になる上等な出汁。お腹の底から旨味が染み入るおゴチソウ。鯛の切り身が入ってた器にだし汁を注いでそれを茶碗にうつしサラサラ食べて器もすべてキレイになった。家に帰ってのんびりしましょう…、火曜日の夜。

 

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